移籍後初ゴールから２週間。早くも２点目をあげ、快勝に貢献した。

　リーズの田中碧は１月19日、チャンピオンシップ（イングランド２部）第27節のシェフィールド・ウェンズデイ戦で先発フル出場した。アディショナルタイムには２試合連続となるゴールを決め、３－０の快勝に花を添えている。

　１月５日の前節ハル戦で加入後初となるゴールを決めていた田中。FAカップをはさんで迎えたこの日、再びスタメンに名を連ねた日本代表MFは、終了間際に絶妙なテクニックでネットを揺らす。CKの流れから味方がシュートしたボールを、バックヒールで流し込んだ。

　２試合連続弾を含めた田中のパフォーマンスには、地元メディアから賛辞が寄せられている。

　専門サイト『Leeds Live』は、採点記事で田中に８点をつけた。

「うまくボールを動かし、ほとんどの時間で前に出た。必要なときに足を出し、常にポジティブだった。前半は彼がメインのクリエーターになり、３点目の彼のフィニッシュは素晴らしかった」
【動画】現地メディアも絶賛！田中碧の技ありヒール弾

『Yorkshire Evening Post』紙も同じく８点という評価だ。

「前半は素晴らしいブロックで失点を阻み、静かに効果的となった。後半立ち上がりは少しふらふらしていたが、それから力強くなり、最後は見事なフリックのゴール」

　やはり８点をつけた『MOT Leeds News』は、市場価値の高まりに理解を示した。

「中盤でまったく苦しむことなく、試合のテンポをコントロールした。アディショナルタイムに冷静さを見せて勝利を締めくくり。夏に加入した彼に他クラブが関心を寄せるのも不思議ではない」

『Leeds United News』は6.5点という採点にとどまっている。だが、田中に好印象を抱いたことに変わりはない。

「粘り強かった。相手にとって中盤を難しい場所にした。後半はあまりインパクトを及ぼさなかったようだが、戦い続け、勝利に貢献した。終了間際にはナイスにゴール」

　２試合連続ドローだったリーズは、３試合ぶりの勝利で首位を維持した。プレミアリーグ昇格に向け、田中とチームは好調を保てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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