セルティックの古橋亨梧は今冬のマーケットで去就を取り沙汰されている。

　移籍に関する報道が後を絶たないのは、ひとつはMLSによる先日のアトランタ・ユナイテッド加入の“誤発表”が理由だろう。ただ、直近ではレンヌの関心も報じられた。

　アンジェ・ポステコグルー体制でゴールを量産していた古橋だが、ブレンダン・ロジャーズ監督になってから数字が落ちているのは否めない。そのことが、去就をめぐる憶測に拍車をかけている。

　では、リーグ戦10発で得点ランキングのトップに立っているとはいえ、なぜ日本代表FWはロジャーズの下で以前ほど得点をあげられていないのか。当初から指揮官のシステムに合わないとの指摘はあったが、レジェンドOBのジョン・ハートソンはロジャーズの起用法も一因と指摘した。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、ハートソンは『The Go Radio Football Show』で「毎週プレーしていないことに苛立っているのだと思う」と話している。

「ロジャーズがアダム・イダをプッシュしているのは分かる。彼は自分が獲得した選手にゴールを決めてほしいからだ。それだけではなく、ゴールを決められると考えているからだろう。だが、もう12試合（連続無得点）だよ」

「私がキョウゴなら、『毎週出たい。ベンチに座りたくない。出られるだけの良さはある。自分がセルティックのメインCFだ。63ゴールを決めてきた。プレーしたい。２週間ごとの出場を受け入れることはできない。毎週出たい。セルティックで最大の脅威となるのは僕だ』と思うだろう」

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　ハートソンは「それがキョウゴの調子を少し崩させている理由かもしれない。彼は本来の彼のようじゃないんだ。活気がないんだよ」と指摘を続けた。

「ピッチを駆け巡ったり、我々が見慣れてきたあの裏に抜ける鋭い走りがない。だから、ロジャーズはイダにうまくやってほしいと彼を先発に後押ししているのかもしれないが、それがキョウゴの心に少し影響しているかもしれないんだ」

ゴール後のセレブレーションの様子が取りざたされるなど、古橋がセルティックで以前のように幸せではないのではないかという疑問の声はしばしば聞かれる。

間もなく30歳の誕生日を迎える古橋は、これからをどのように見ているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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