17年度大会では前橋育英が接戦を制して初の日本一
昨年12月28日に幕を開けた103回目の高校サッカー選手権。1月11日に準決勝が行なわれ、ついにファイナルに挑む2チームが出揃った。
勝ち上がったのは前橋育英と流経大柏。互いに優勝経験があり、前者は17年度、後者は07年度に大会を制している。また、この両雄の対決を語るうえで触れておきたいのが、17年度の決勝だろう。
この時も前橋育英と流経大柏が頂点を懸けて戦った。スコアレスで迎えた90+2分、榎本樹の得点で前橋育英が1-0で勝利し、初優勝を果たした。
この試合は、今大会に出場している選手の脳裏にも焼き付いている。流経大柏でCB佐藤夢真(3年)とともにキャプテンを務めるCB奈須琉世(3年)はこう回顧する。
「自分はテレビで試合を見ていた。流経大柏はなかなか攻撃に転じられず、前橋育英さんの(攻撃的な)サッカーが凄かった。でも、流経大柏はすごく粘り強い。後半のアディショナルタイムにやられてしまったけど、ゴール前の守備強度は凄かった」
【動画】前育と流経、準決勝の戦いぶりは?
勝ち上がったのは前橋育英と流経大柏。互いに優勝経験があり、前者は17年度、後者は07年度に大会を制している。また、この両雄の対決を語るうえで触れておきたいのが、17年度の決勝だろう。
この時も前橋育英と流経大柏が頂点を懸けて戦った。スコアレスで迎えた90+2分、榎本樹の得点で前橋育英が1-0で勝利し、初優勝を果たした。
この試合は、今大会に出場している選手の脳裏にも焼き付いている。流経大柏でCB佐藤夢真(3年)とともにキャプテンを務めるCB奈須琉世(3年)はこう回顧する。
「自分はテレビで試合を見ていた。流経大柏はなかなか攻撃に転じられず、前橋育英さんの(攻撃的な)サッカーが凄かった。でも、流経大柏はすごく粘り強い。後半のアディショナルタイムにやられてしまったけど、ゴール前の守備強度は凄かった」
【動画】前育と流経、準決勝の戦いぶりは?
迎える今回のファイナル。互いにU-18高円宮杯プレミアリーグEASTで鎬を削り、今季の対戦成績は1勝1敗だ。
流経大柏は前線にタレントを擁しており、2年時から10番を背負うMF柚木創(3年)、フットサル仕込みの超絶技巧で魅せるMF亀田歩夢(3年/富山内定)が攻撃陣を牽引する。ショートカウンターの切れ味は抜群で、最前線に構えるFW山野春太(3年)も抜群のスピードと決定力でゴールを抜け目なく奪う。
佐藤と奈須がCBに構えるディフェンスラインも安定感があり、187センチのGK加藤慶太はリーチの長さを活かしたセービングで最後尾から守備陣を支えてきた。ベンチメンバーも充実しており、誰がピッチに立っても力は落ちない。夏場に勝ち切れない時期もあったが、右肩上がりで調子を上げてきたのも好材料だ。
対する前橋育英は、中盤の底でゲームを司るキャプテンのMF石井陽(3年)を中心に、組織で戦えるチームに仕上がっている。
DF鈴木陽(3年)とDF久保遥夢(2年)のCBコンビが粘り強く守り、ショートパスを主体とする伝統のスタイルで攻撃を構築。左サイドハーフのMF平林尊琉(2年)、右サイドハーフのMF黒沢佑晟(3年)がうまく周りを使いながら局面を打開し、FWオノノジュ慶吏(3年)とFW佐藤耕太(3年)が得点を狙う。途中からピッチに入る快速ドリブラー白井誠也(2年)も状態が良く、流れを変える切り札を擁しているのも心強い。
どちらが凱歌をあげるのか。注目の一戦は1月13日、14時5分にキックオフ予定だ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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流経大柏は前線にタレントを擁しており、2年時から10番を背負うMF柚木創(3年)、フットサル仕込みの超絶技巧で魅せるMF亀田歩夢(3年/富山内定)が攻撃陣を牽引する。ショートカウンターの切れ味は抜群で、最前線に構えるFW山野春太(3年)も抜群のスピードと決定力でゴールを抜け目なく奪う。
佐藤と奈須がCBに構えるディフェンスラインも安定感があり、187センチのGK加藤慶太はリーチの長さを活かしたセービングで最後尾から守備陣を支えてきた。ベンチメンバーも充実しており、誰がピッチに立っても力は落ちない。夏場に勝ち切れない時期もあったが、右肩上がりで調子を上げてきたのも好材料だ。
対する前橋育英は、中盤の底でゲームを司るキャプテンのMF石井陽(3年)を中心に、組織で戦えるチームに仕上がっている。
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どちらが凱歌をあげるのか。注目の一戦は1月13日、14時5分にキックオフ予定だ。
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