チームを救ったパフォーマンスが絶賛されている。

　パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶は１月５日、セリエA第19節トリノ戦で決定的なセーブを何度も披露した。好守で今季２度目のクリーンシート達成。スコアレスドローでの１ポイント獲得に貢献している。

　前半にチェ・アダムスの絶好機を見事な反応で防ぎ、終了間際にカロル・リネッティのシュートを阻んだ鈴木は、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出。ファビオ・ペッキア監督やチームメートから感謝の言葉も贈られた。

　一夜明けた６日、『calciomercato.com』は今節のベストイレブンに鈴木を選び、「真の壁だった」と称賛。また、クラブ公式インスタグラムに投稿されたハイライト動画には、サポーターから次々と賛辞が寄せられている。

「ニンジャ」
「愛してるぜ」
「マンマミーア」
「スーパーマリオ・スズキ」
「この世代で最強の有望株のひとりだ」
「ジャンルイジ・ブッフォンを思い出させる」
「（ユベントスのミケーレ・）ディ・グレゴリオを売って彼を獲るべきだ」
「最初は難しかったが今は価値を見せている。すべてをセーブするザイオン」
【動画】トリノ戦で好セーブを連発した鈴木彩艶

　１年目のイタリアで成長を続ける鈴木には、強豪も注目していると言われる。以前から関心を寄せていたマンチェスター・ユナイテッドや、伊藤洋輝が所属するバイエルンの興味が伝えられたのは周知のとおりだ。

　イタリアメディアの『TUTTOmercatoWEB』も６日、「直近でバイエルンのスカウトはスズキをチェックするためにイタリアに来ていた」と報じている。

「パルマが守護神をどれだけの評価とするかは分からないが、時間とともにバイエルンの関心がより具体的になる可能性はある。６月を見据えて取引がまとまるかもしれない」

　鈴木自身は降格圏に２ポイント差のパルマで残留争いに集中しているだろう。一方で、夏に大きなステップアップを果たすかどうかも注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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