ゴールを決められなければ批判されるのは、ストライカーの宿命だ。

　セルティックの古橋亨梧は、12月22日に行われたスコットランドリーグ第18節のダンディー・ユナイテッド戦で、フル出場したものの得点を奪うことができなかった。

　79分、古橋はタイミングよく相手守備陣を突破し、アダム・イダのパスに反応して好機を迎えた。だが、タイミングが合わず、シュートを放つことができず。得点のチャンスを逃してしまう。
【動画】批判を浴びている古橋の決定機逸
　試合がスコアレスドローに終わったこともあり、均衡を破る機会を逸した古橋は批判を浴びせられている。セルティック専門サイト『67 Hail Hail』によると、元スコットランド代表MFのマイケル・スチュワートは、『Sportscene』で苦言を呈した。

　マンチェスター・ユナイテッドでもプレーした43歳は「あれだけ試合が行き詰まったなかで、あれは中央からの素晴らしいプレーだった。終盤のビッグチャンスだったことは明らかだ」と話している。

「本当に、なぜキョウゴが決められなかったのか理解できない。左足でゴールに押し込むだけの完ぺきな体勢だったようだからだ。ボールが早くきすぎたのか分からない」
 

　コメントを伝えた67 Hail Hailも、「レンジャーズとの大一番はすぐそこに迫っている。キョウゴがまだ調子に乗れないなら、ブレンダン・ロジャーズ監督は大きな判断を迫られる」と報じた。

「確かに日本のスターはグラスゴーダービーのキングだ。しかし、実のところ、最近の彼は本来の出来でなく、できるだけ早くゴールを取り戻す必要がある」

　一方で、キャプテンはエースへの信頼を強調している。『The Celtic Way』によると、主将カラム・マグレガーは、試合後に「キョウゴは大丈夫だろう」と話していた。

「確かに彼はチャンスを外した。だが、どれだけのゴールを決めてきただろうか。数え切れないほどの試合で彼は僕らを勝たせてきた。数え切れないほどのビッグマッチで、それだけのトロフィーをね。大事な局面で彼は僕らにとってエースとなる。ストライカーはチャンスを外すものだ。問題ない。大丈夫だよ。僕らはチームとしてまた進んでいく。だからまったく問題ない」

　チームの支えを背に、古橋が早々に雪辱を果たせることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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