現地時間12月19日に開催されたカラバオカップ準々決勝で、アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、マンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。４－３で下し、ベスト４進出を果たした。

　思わぬ接戦となった、いや、してしまった。トッテナムは開始15分でドミニク・ソランキが先制点を奪うと、46分と54分にもゴール。リードを３点に広げたが、63分と70分にいずれも守護神フレイザー・フォースターのミスで失点し、１点差に迫られてしまう。

　それでも88分にソン・フンミンがCKから直接ネットを揺らし、再び点差を拡大。その後、追いすがるユナイテッドに90＋６分にもう１点返されたものの、最後までリードを守り切り、打ち合いを制した。

　英紙『Daily Mail』によれば、ポステコグルー監督は試合後のインタビューで、守備力よりも攻撃力を強調する姿勢を見せ、「面白くないのか？」と投げかけた。

「あなたは何を求めているんだ？大混戦の１－０がいいのか？私の戦術のなさにテレビ局のスタジオは大騒ぎだろうが、私は相手に立ち向かっていくのが大好きなんだ。ゴールキーパー、両センターハーフ、左サイドバックを欠き、ベンチに若手たちがいる状況にもかかわらず、彼らは自分たちのやりたいサッカーをやろうという原則を貫いている」
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　もっとも、反省は忘れていない。

「私たちはとても良いプレーをし、試合をコントロールできていたのに、これまでのように自らを苦しめてしまった。もっと楽な展開になるはずだったんだけどね。しかし、選手たちが信じられないような働きをして、この状況を切り抜けている事実からは、目をそらすことはできない。選手たちを本当に誇りに思う」

　来年８月に還暦を迎えるオーストラリア人指揮官はまた、フォースターを擁護。こう語った。

「彼はがっかりしている。前半はあまり出番がなかったし、足元はとても良かった。最初のミスが自信に影響し、悪化してしまった。彼はビッグボーイで、この期間、私たちのために大いに活躍してくれている」

　トッテナムはプレミアリーグの直近２節でも計８ゴールを挙げており、攻撃力が非常に際立っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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