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「非常に理不尽なルールでボール回しをしています」汗だくになっても城福浩監督がそれを“日課”として続ける理由【東京ヴェルディ】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年10月17日

コーチングスタッフ間の結束力

コーチングスタッフとのコミュニケーションについて話してくれた城福監督。写真:塚本侃太(サッカーダイジェスト写真部)

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「全体練習終了後にコーチングスタッフでボール回しをしています」

 東京ヴェルディの城福浩監督にとって、そのパス回し(ロンド)はいわば“日課”だ。汗だくになってもそれを続ける理由は、「発散の場だから」である。

「非常に理不尽なルールのボール回しをしています。例えばパスがずれた時、僕が出し手なら『取れたでしょ?』と言ってそのコーチングスタッフに中に入ってもらう(鬼役になってもらう)。受け手なら『今ずれたよね?』と。歳を重ねると(動きが鈍くなって)ルールがどんどん理不尽になっていく。まあ、社会ってこんなものです(笑)」
 
 なぜコーチングスタッフ間でパス回しをするのか。城福監督の回答は至ってシンプルで、「アイスブレイクというか、コーチングスタッフ間でのコミュニケーション、僕のストレス発散」のためにやっている。

「僕以外のコーチングスタッフが喜んでやっているかはさて置き、練習中などに(コーチングスタッフに向かって)厳しいことを言う時があります。そうした声かけ、コーチングスタッフを犠牲にしてチームの緊張感を維持することもあるので、練習が終わったら『ボール回しをしようか』と言ってその空気をリセットしています」

 城福監督なりのコミュニケーション術なのだろう。今季J1で東京Vが素晴らしいチームワークを見せている背景には、パス回しで培われたコーチングスタッフ間の結束力があるのかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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