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3位転落で町田の快進撃はここまでか。広島との天王山で“前半戦には滅多になかったパターン”から2失点【コラム】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年09月28日

広島の負ける姿はあまり想像できない

パシエンシアにゴールを奪われたドレシェヴィッチ。写真:永島裕基

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 2024年9月28日、今季J1リーグの覇権を占う天王山、1位・サンフレッチェ広島と2位・FC町田ゼルビアの首位攻防戦がエディオンピースウイング広島で開催された。

 この両チームを勝点1差で追うヴィッセル神戸の試合(相手は浦和レッズ)も気になるが、やはり広島と町田のゲームは見逃せない。これだけワクワクしてJリーグを観るのはいつ以来だろうかと、そんなことを考えながらキックオフの時を待った。

 結局、試合は今の勢い(過去リーグ5試合の戦績は広島が4勝1分、町田が2勝3分)をそのまま反映するかのような展開になった。立ち上がりからボールを握った広島は開始3分にゴンサロ・パシエンシアのゴールで先制すると、23分、加藤陸次樹の一撃で突き放す。前半で勝負ありと、そんな見方もできる内容だった。

 町田に攻め込まれた時間帯もあったが、GK大迫敬介のファインセーブもあった広島はほぼ危なげないパフォーマンスを披露。2-0で勝利した結果、これぞ首位チームという貫禄を示している。
 
 この日の広島は攻守の切り替えが抜群で、ボランチでコンビを組んだ松本泰志と川辺駿の出足がとりわけ素晴らしかった。この2人がセカンドボールを首尾よく拾ってくれたおかげで、広島は安定した試合運びができたと言えるだろう。

 また、攻撃面で特筆すべきはやはり2アシストの中野就斗だ。広島の2得点はいずれも彼のクロスから生まれている。その際のドリブルを仕掛けるタイミング、パスの精度はともに秀逸で、町田に絶望をもたらす活躍はインパクト大だった。

 パシエンシア、トルガイ・アルスラン、川辺といった夏の新戦力がフィットとしつつある広島は、今回の天王山を制して勢いを増している。町田戦のパフォーマンスから判断すると、残りリーグ6節、彼らの負ける姿はあまり想像できない。

 一方、広島戦の町田はシーズン前半戦では滅多になかった“クロスからの失点”を連発。攻守両面で存在感を示した平河悠の離脱(移籍でブリストル・シティへ)の影響がやはり大きく、夏の新戦力である相馬勇紀も白崎凌兵もその穴を埋めきれていない。

 同日に浦和を破った神戸に抜かれた町田は、これで3位に転落。快進撃もここまでかという印象は拭いきれない。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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