注目度は高くないはずだが
2024年9月14日に国立競技場で開催されたのは、J1リーグで10位のFC東京と11位の名古屋グランパスとの一戦。開幕戦でも優勝決定戦でもない。注目度で言えば、正直、同日に行なわれた上位争い、鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島戦よりも低いだろう。
しかし、驚いたことにこの日の国立競技場の来場者数は“5万5896人”。試合中にその数が発表された時、一瞬、自分の目を疑った。中位同士の対戦でなぜこんな大勢の人たちが集まるのかと。
試合後、クラブスタッフのひとりに声をかけてその疑問をぶつけてみた。当然ながらゲーム直後なので正確な情報を聞き出せたわけではない。ただ、過去に国立競技場で開催した試合の例も踏まえて、“断片的な答”は提供してもらえた。
箇条書きでまとめると、以下のようになる。
・“新”国立競技場での観戦を一度は体感してみたいライト層の存在
・試合だけではなく当日に行なわれるイベントなど“その他の楽しみ”がある
・スタジアムへのアクセスが良い
しかし、驚いたことにこの日の国立競技場の来場者数は“5万5896人”。試合中にその数が発表された時、一瞬、自分の目を疑った。中位同士の対戦でなぜこんな大勢の人たちが集まるのかと。
試合後、クラブスタッフのひとりに声をかけてその疑問をぶつけてみた。当然ながらゲーム直後なので正確な情報を聞き出せたわけではない。ただ、過去に国立競技場で開催した試合の例も踏まえて、“断片的な答”は提供してもらえた。
箇条書きでまとめると、以下のようになる。
・“新”国立競技場での観戦を一度は体感してみたいライト層の存在
・試合だけではなく当日に行なわれるイベントなど“その他の楽しみ”がある
・スタジアムへのアクセスが良い
要するに、サッカーそのものを楽しむというよりも“国立競技場を楽しむ”感覚のほうが強い観客がそれなりにいるわけだ。
ひとつ明らかなのは、集客に向けてFC東京がたいへんな努力をしている点だ。様々なイベントブースを設置し、選手入場時には花火などで盛り上げる。そして、ハーフタイムには日本の10人組女性アイドルグループ「=LOVE」のミニライブを実施。エンターテインメント(娯楽)の集合体を、観客に提供している形だ。
ちなみに、今季FC東京が国立で開催したリーグ戦の各試合の集客数は以下の通りだ。6節・浦和レッズ戦(4万9005人)、7節・鹿島アントラーズ戦(5万2772人)、23節・アルビレックス新潟戦(5万7885人)。国立競技場という器に魅力があるのも事実だろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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ちなみに、今季FC東京が国立で開催したリーグ戦の各試合の集客数は以下の通りだ。6節・浦和レッズ戦(4万9005人)、7節・鹿島アントラーズ戦(5万2772人)、23節・アルビレックス新潟戦(5万7885人)。国立競技場という器に魅力があるのも事実だろう。
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