チームの不振は今後に向けて心配だ。だが、菅原由勢は新天地で上々のスタートを切っている。

　サウサンプトンは８月31日、プレミアリーグ第３節でブレントフォードに１－３で敗れた。ニューカッスルとノッティンガム・フォレストに０－１で敗れたのに続き、開幕３連敗。エバートンとともに順位表の最下部に沈んでいる。

　ただ、菅原自身はそのブレントフォード戦で見事なゴールを決めた。プレミアリーグでの初得点だ。アダム・ララーナの落としにダイレクトで左足を合わせた巧みな一発は、チームにとっても昇格後初のゴールとなった。
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『GiveMeSport』は９月３日、「サウサンプトンは開幕３連敗とプレミアリーグでの新生活が最悪のスタートになった。だが、そのなかで輝いた一筋の光明がユキナリ・スガワラだ」と、スロースタートのチームにおいてポジティブな要員が日本代表DFだと報じている。

「（サウサンプトンは補強に１億ポンド近くを費やしたが）現時点で最高の補強は、AZからスガワラを獲得したことのようだ。週末に見事なゴールを決め、すでにいくつかビッグプレーを見せている」

「衛星放送『Sky Sports』の記者はポッドキャストで『サウサンプトンが獲得した右SBのスガワラは素晴らしいようだ。ファンは彼を愛している。超ダイナミックで、今季初得点もあげた。そして約700万ポンド（約14億円）でしかない。コストパフォーマンスが高い』と伝えた」

　低空飛行のチームにおいて光明と評価されているのは頼もしい。だが、全体の不振が続けば難しいシーズンとなることも確かだ。サウサンプトンはインターナショナルウィーク明けの次節、強豪マンチェスター・ユナイテッドと対戦する。流れを変えられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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