アジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第１戦・FC東京対上海上港は５月17日、味の素スタジアムで19時半にキックオフされ、FC東京が２-１で勝利した。

【PHOTO】水沼の２発でFC東京が先勝！ 初のACL８強へ前進

　試合は前半からFC東京がペースを掴み、再三決定機を迎えた。最前線の前田が基準点となり、上海上港を押し込むと、その前田のヘディングシュートや後方から駆け上がった米本、水沼らのシュートが相手ゴールを脅かす。

　そして43分、FC東京はペナルティエリア手前で相手のハンドの反則によってFKをゲット。キッカーの水沼はこのチャンスを活かし、低い弾道の鋭いシュートをゴールネットに突き刺した。FC東京が幸先よく１点を先制し、前半を終了した。

　しかし、後半に入ると上海上港が反撃を開始。前半からたびたび存在感を見せていたアルゼンチン人MFコンカに翻弄される場面が頻発する。55分には、コンカのスルーパスから決定機を作られ、最後はウー・レイに押し込まれた。

　FC東京は62分、東に代えて攻撃の切り札の阿部を投入。ホームでの勝点３を目指して停滞気味の攻撃にテコ入れを図る。

　すると、この采配が的中。阿部はボールによく絡みFC東京の攻撃に再びリズムが生まれ始める。そして65分、中盤でのパス回しから徳永がクロスを上げると、走り込んだ水沼がこの日２点目となるボレーシュートを叩き込む。FC東京が２-１と勝ち越す。

　その後は、上海上港がコンカ、エウケソンといった外国籍選手を中心に猛攻を見せるが、FC東京がこれを凌ぎ切り、アウェーゴールを許しながらも２-１でホームでの第１戦を勝ち切った。