鹿島アントラーズは７月24日、日本代表の三笘薫が所属するブライトンと親善試合で対戦。２種登録でトップチームに帯同する、FW徳田誉が得点したものの、１－５で大敗した。

　一方、今年２月に腰を痛め、約５か月ぶりの実戦復帰となった三笘は４－３－３の左ウイングで先発。得意のドリブルで仕掛け、シュートを放つなど、前半のみの出場ながら会場を沸かせた。

　そんな三笘とマッチアップしたのが、４－２－３－１の右SBで先発した鹿島のDF須貝英大だ。明治大を経て甲府でプロデビューし、昨季途中に鹿島に加入した25歳である。

「大学の時からすごい選手だったので、自分が一方的に知ってるみたいな感じです」と、当時、筑波大でプレーしていた三笘のプレーも目にしていた１学年下の須貝は、プロ入り後、今回が初めての対戦となった日本屈指のドリブラーについて以下のようにコメントした。

「大学時代、自分は左をやること多かったので、なかなかマッチアップする機会はなかったのですが、日本のトップレベルのドリブラーだと思いました。

　大学の時に比べて何十倍も能力が上がってると思いますし、自分の形を持っているっていうのは分かっていました。だから、受け身になりすぎると絶対にやられると分かっていたので、とにかく距離を開けず、三笘選手の間合いを作らせないように意識してやりました」
【厳選ショット】ブライトン三苫薫がスタメンで45分出場！鹿島相手にブライトンが５得点で圧勝！｜ブライトンジャパンツアー ブライトン ５－１ 鹿島

　チームとしては５失点したものの、須貝自身はアグレッシブな姿勢で三笘と対峙し、持ち味の攻め上がりも披露するなど一定の手応えを得たようだ。

「自分的には、もっと動けたかなという感じはあります。でも、こういうゲームの重要性は分かっていたので、今後につなげていきたい」

　須貝は、ブライトンとの対戦で得た経験をリーグ戦でも活かせるか。今後のプレーに注目だ。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）
【記事】「屈辱的な敗北」「最悪のスタートだ」大岩Jに０－５大敗でパラグアイのメディアは茫然！「日本が歴史的勝利を収めた」【パリ五輪】

【記事】前代未聞の結末！AT16分のアルゼンチンの同点弾は無効！２時間中断後に試合再開、１－２でモロッコに敗北。初日から大波乱【パリ五輪】

【記事】「アジアの光だ」「世界トップレベルと認めざるを得ない」南米強豪を５発粉砕した大岩ジャパンに中国衝撃！「何年先まで進んでいるんだ？」