７月21日、アーセナルは冨安健洋が膝の故障のため、アメリカへのプレシーズンツアーに参加しないと発表した。

　現地報道によれば、２～３週間の離脱となり、プレシーズンマッチへの出場は「極めて疑わしい」という。一部のファンからは、怪我を繰り返す日本代表DFを放出すべきだという声さえも上っている。

　そんななか、地元メディア『football.london』も、「新シーズンまでに回復すると期待されているが、この新たな問題により再び疑問が生じている。サポーターからは不満の声が上がっており、グループ内での彼の立場について考えるよう求める声も高まっている」と報じた。

　同メディアは「トミヤスはアーセナルでプレーできる可能性があった試合数の約３分の２にしか出場可能ではなかった。これは本人もクラブも望んでいないことだ。トランスファーマルクトによると、2021年にアーセナルに加入して以来、クラブと代表を合わせて合計40試合を欠場している」と報道。そのうえで、必要性を強調している。
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「しかし、日本代表選手を売却しない理由は十分にある。第一の理由は単純だ。トミヤスは非常に優れた選手だ。25歳の彼は、フィールド上では非常に安定したパフォーマンスを発揮する。SBで起用されたとき、特に攻撃的な選手ではないが、守備の能力は優れており、プレミアリーグのトップ選手の多くに非常にうまく対処してきた」

　記事は「さらに、彼は４バックのどの役割でもプレーできるため、グループ内の他の選手に問題がある場合、非常に貴重なオプションとなるはずだ」と主張。こう続けている。

「彼の負傷はイライラさせられる。だが、彼は常に先発ではないものの、スタメンのクオリティからそれほど差がないため、彼がいるときは強みになるし、いなくても大きな打撃にはならない」

　万全なら使い勝手が良いし、いなくてもそれほど大きな穴にはならない。だからこそ、売却するべきではないとの意見のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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