ハリー・キューウェル監督との契約を解除し、ヘッドコーチのジョン・ハッチンソンが暫定的に指揮を執る横浜F・マリノスは７月20日、J１第24節でFC町田ゼルビアと国立競技場で対戦。前半にアンデルソン・ロペスと天野純にゴールを奪った後、85分に１点を返されるも、２－１で逃げ切り、新体制で首位撃破を果たした。
所属クラブNECの事情で招集見送りとなった佐野航大に代わり、18日に急遽、パリ五輪を戦うU-23日本代表のバックアップメンバーに選出された植中朝日は、82分から出場。「３点目を取りに行くのを意識して入った」という言葉通り、最前線で気合の入ったプレスを繰り出すなどし、アグレッシブな姿勢を見せつけた。
試合後に取材に応じた植中は、急転直下のパリ行きにも言及。「以前、代表に呼んでもらった時は、大岩（剛）監督から『マリノスでやっていることをそのまま出ししてくれればいい』と言われたので、何か変えてやるわけではなくて、いつも練習や試合でやっていることをそのままぶつけてきます」と意気込みを示したうえで、招集の話を聞いた際の率直な感想をこう明かした。
【画像】マリノス戦士が大集結！慕われていたキューウェル元監督
以前、大岩監督から受けた言葉は？
「大枠に入るとメディカルチェックなども行くと思うんですけど、自分は行ってなかったので本当にびっくりしました。連絡を貰った日も昼寝をしていて、強化部長からの電話で起きました。メディカルチェックもバタバタ行って、本当に漫画のような感じなので、まだ気持ちが追いついてない部分も少しありますけど、ちょっと時間もあるので、飛行機の中などで意識を作っていきたいです。
出た時にいつでも良いコンディションでやれるように。気持ちはバックアップじゃなくて、メンバー入りしている選手たちと同じ気持ちを作らないといけないと思います」
キューウェル前監督からは複数ポジションでの起用で幅を広げてもらい、「オプションができたことで、今回入れたんじゃないかなと。そういったところも含めて感謝しています。またどこかでサッカーをやっていれば会えると思うので、成長した姿を見せられるように」と恩返しを誓う植中。今後のキャリアで漫画を超えるような活躍を見せられるか。
取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）
【記事】キューウェルと選手の間にできた溝の正体は？ 距離の近い指導方法は一定の効果も、全体のオーガナイズは得意とせず、横浜特有の流動性は失われた
出た時にいつでも良いコンディションでやれるように。気持ちはバックアップじゃなくて、メンバー入りしている選手たちと同じ気持ちを作らないといけないと思います」
キューウェル前監督からは複数ポジションでの起用で幅を広げてもらい、「オプションができたことで、今回入れたんじゃないかなと。そういったところも含めて感謝しています。またどこかでサッカーをやっていれば会えると思うので、成長した姿を見せられるように」と恩返しを誓う植中。今後のキャリアで漫画を超えるような活躍を見せられるか。
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