７月26日の開幕に先駆け、同24日にスタートするパリ・オリンピックのサッカー競技。ここでは、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が算出した出場16か国の選手の「推定市場価格」トップ10を紹介する。

　推定市場価格とは、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的に判断して弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける“市場価値”を示す指標として定評がある。

　トップに輝いたのはマンチェスター・シティで23-24シーズンに公式戦19ゴールをマークしたフリアン・アルバレスだ。アルゼンチンのフル代表としても、22年のカタール・ワールドカップ、先日まで行なわれていたコパ・アメリカの優勝に貢献。今回オーバーエイジとして参加する24歳のアタッカーの推定市場価格は9000万ユーロ（約148億5000万円）だ。

　２位は同じくオーバーエイジのアシュラフ・ハキミで推定市場価格は6000万ユーロ（約99億円）。パリ・サンジェルマンの不動の右SBは、25歳の若さにしてレアル・マドリー、ドルトムント、インテルと名門クラブを渡り歩いた経験を持ち、今回のモロッコ代表ではキャプテンを務める。

　続いて開催国フランスのマイケル・オリースが5500万ユーロ（約90億7500万円）で３位に。23－24シーズンまで在籍したクリスタル・パレスでは、プレミアリーグでも屈指の突破力を誇るウイングとして活躍し、新シーズンからバイエルンでプレーする。

　そのほかトップ10に名を連ねたのは、７位タイにランクインしたビラル・エル・カンヌス（モロッコ）を除いて、いずれもフランス、スペインの選手のみ。タレント力ではこの欧州の２強が群を抜いていることが分かる。
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　ちなみに日本人選手のトップは79位タイの斉藤光毅で400万ユーロ（約６億6000万円）。オーバーエイジを使わず、タレント力ではやや見劣りする日本代表だが、持ち前の組織力を活かしてメダル獲得を狙う。

　推定市場価格TOP10は以下の通りだ。
１位　フリアン・アルバレス（アルゼンチン／マンチェスター・Ｃ）：9000万ユーロ
２位　アシュラフ・ハキミ（モロッコ／パリSG）：6000万ユーロ
３位　マイケル・オリース（フランス／バイエルン）：5500万ユーロ
４位　アレックス・バエナ（スペイン／ビジャレアル）：4000万ユーロ
４位　カステロ・リュケバ（フランス／RBライプツィヒ）：4000万ユーロ
６位　サムエル・オモロディオン（スペイン／Ａ・マドリー）：3500万ユーロ
７位　エンゾ・ミヨ（フランス／シュツットガルト）：3000万ユーロ
７位　デジレ・ドゥエ（フランス／レンヌ）：3000万ユーロ
７位　パウ・クバルシ（スペイン／バルセロナ）：3000万ユーロ
７位　フェルミン・ロペス（スペイン／バルセロナ）：3000万ユーロ
７位　ビラル・エル・カンヌス（モロッコ／ヘンク）：3000万ユーロ
７位　クリスティアン・モスケラ（スペイン／バレンシア）：3000万ユーロ

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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