攻守においてチームのギアを一段階上げる存在に
[J1第23節]横浜 4-1 鹿島/7月14日/日産スタジアム
横浜F・マリノスは7月14日、J1第23節で鹿島アントラーズと対戦。29分に先制されたが、45+3分に天野純の得点で同点に。そして52分にエドゥアルドのヘディング弾で逆転に成功すると、71分にエウベル、90+6分に植中朝日がゴールを決め、4-1で勝利した。
J1で上位争いを演じている鹿島を相手に勝点3を奪ったこと、リーグ戦の連敗を「4」でストップしたこと、エウベルに今季初ゴールが生まれたこともポジティブな要素だが、個人的に最も目を見張ったのが西村拓真だ。
55分に天野純との交代でトップ下に入った西村は、豊富な運動量を活かした前線からの献身的な守備で、チームのディフェンスのスイッチ役になった。実際、エウベルのチーム3点目も、敵陣での西村のプレスでボールを奪ったところから攻撃が始まった。
また、常に足を止めない背番号9は、ビルドアップ時には空いているスペースに顔を出して何度も攻撃の起点になっていたし、80分には持ち前のゴール前での嗅覚を発揮し、惜しいヘディングシュートを放った。
出場時間は35分と長くなかったが、間違いなくチームの攻守のギアを一段階上げる「ゲームチェンジャー」になっていた。
【動画】エウベルの今季初ゴールで鹿島を突き放す!
横浜F・マリノスは7月14日、J1第23節で鹿島アントラーズと対戦。29分に先制されたが、45+3分に天野純の得点で同点に。そして52分にエドゥアルドのヘディング弾で逆転に成功すると、71分にエウベル、90+6分に植中朝日がゴールを決め、4-1で勝利した。
J1で上位争いを演じている鹿島を相手に勝点3を奪ったこと、リーグ戦の連敗を「4」でストップしたこと、エウベルに今季初ゴールが生まれたこともポジティブな要素だが、個人的に最も目を見張ったのが西村拓真だ。
55分に天野純との交代でトップ下に入った西村は、豊富な運動量を活かした前線からの献身的な守備で、チームのディフェンスのスイッチ役になった。実際、エウベルのチーム3点目も、敵陣での西村のプレスでボールを奪ったところから攻撃が始まった。
また、常に足を止めない背番号9は、ビルドアップ時には空いているスペースに顔を出して何度も攻撃の起点になっていたし、80分には持ち前のゴール前での嗅覚を発揮し、惜しいヘディングシュートを放った。
出場時間は35分と長くなかったが、間違いなくチームの攻守のギアを一段階上げる「ゲームチェンジャー」になっていた。
【動画】エウベルの今季初ゴールで鹿島を突き放す!
6月21日にレンタル移籍していたセルベットFC(スイス)から横浜に戻り、この日がリーグ戦の復帰戦だった西村は、試合後にこう振り返った。
「素晴らしいサポーターの前で、またプレーできることを嬉しく思いましたし、結果を残せれば良かったですけど、まずは勝利という結果が得られたので、ポジティブに捉えたい」
どんなことを意識してピッチに入ったのか。
「ポジティブなエネルギーを表現したいと思いましたし、自分のプレーに責任を持ってやることを意識して入りました」
先に触れたように、西村はエウベルのゴールに繋がるボール奪取を見せるなど、得点シーンに絡んだ。その点に関しては、「マリノスのサッカーはやっていて楽しいですし、きついですけど、それが結果に繋がるのは嬉しいです」としつつ、「(自分が)結果を残すことは、これからチームを助けるうえでも、自分が成長するうえでも必要なこと。目に見える結果を出していければ(チームも)上に行けると思うので、自分に集中して日々成長していきたい」
どんな時も貪欲かつ向上心を持ってサッカーと向き合っているのが西村である。23節終了時点で12位と中位に甘んじるなか、さらなる飛躍を誓う27歳のアタッカーは、今後のチームの巻き返しに欠かせない選手のひとりだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
「素晴らしいサポーターの前で、またプレーできることを嬉しく思いましたし、結果を残せれば良かったですけど、まずは勝利という結果が得られたので、ポジティブに捉えたい」
どんなことを意識してピッチに入ったのか。
「ポジティブなエネルギーを表現したいと思いましたし、自分のプレーに責任を持ってやることを意識して入りました」
先に触れたように、西村はエウベルのゴールに繋がるボール奪取を見せるなど、得点シーンに絡んだ。その点に関しては、「マリノスのサッカーはやっていて楽しいですし、きついですけど、それが結果に繋がるのは嬉しいです」としつつ、「(自分が)結果を残すことは、これからチームを助けるうえでも、自分が成長するうえでも必要なこと。目に見える結果を出していければ(チームも)上に行けると思うので、自分に集中して日々成長していきたい」
どんな時も貪欲かつ向上心を持ってサッカーと向き合っているのが西村である。23節終了時点で12位と中位に甘んじるなか、さらなる飛躍を誓う27歳のアタッカーは、今後のチームの巻き返しに欠かせない選手のひとりだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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