スキッべ監督が称賛した広島の俊英。偉大な父を持つ中島洋太朗が見せた可能性

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2024年06月30日

プロ最長の45分をプレー

川崎戦で後半頭から登場した中島。ボランチとして的確なプレーを見せた。写真:福冨倖希

画像を見る

[J1第21節]川崎 1-1 広島/6月29日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 広島と川崎が1-1で引き分けた一戦、後半のスタートからボランチとして登場したのが18歳のMF中島洋太朗である。
 
 すでに知られているが、父にかつて千葉、広島などで活躍した中島浩司氏を持つ期待のタレントである。広島のアカデミー育ちで、昨年9月には高校2年生ながらプロ契約。今季は2種登録選手として、リーグ戦に2試合出場していたが、プレーは数分のみ。川崎戦での45分はプロのピッチに立った時間としては最長で、中盤の底で的確にパスをつないだ。

 試合後、広島のスキッべ監督は俊英をこう称賛した。

「今日の(中島)洋太朗のパフォーマンスに関しては非常に満足しています。今日が本当のデビューと言えるのではないかと思います。45分間出場しましたし、彼がJ1でやっていけるだけの実力があることを示せた良い試合だったと思います。

 彼自身のパフォーマンスは分かっていたところがあります。出場させた理由としては、真ん中のところでもっと確実に良いプレーをしたかったからです。彼の才能、センスが必要だと感じて、真ん中に起用しました。これからも今日見せたようなプレーが出せると思いますし、サンフレッチェの未来につながる選手だと感じています」
【動画】川崎×広島のハイライト!!
 
 チームからは先日、川村拓夢(オーストラリアのザルツブルクへ)、野津田岳人(タイのパトゥム・ユナイテッドへ)が移籍。中盤の枚数が減っているなかで、彼にはさらにチャンスが巡ってくるか。

「緊張しすぎることなく、いつも通りプレーできました。前にボールを送ることを意識しました」と語った彼が、今度どんな成長を見せてくれるか、大いに楽しみである。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「J2やJ3の環境がものすごく悪い」吉田麻也がJリーガーの“最低年俸”導入を訴える「親御さんたちは、本当に気持ちよく送り出せますか」
 
【関連記事】
「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
「J2やJ3の環境がものすごく悪い」吉田麻也がJリーガーの“最低年俸”導入を訴える「親御さんたちは、本当に気持ちよく送り出せますか」
「もう俺より結果を残してる」内田篤人がパリ五輪代表の“サプライズ選出”を期待するルーキーは?「ワンチャン、最後ないんかな」
「コイツすげぇ」「化け物みたい」内田篤人が対戦して驚愕した日本人アタッカーは? 本人は「早く海外行きなよって...」
「え、うそ?」内田篤人、驚きのパリ五輪オーバーエイジ案に言及。31歳の本人は「パリですしね」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ