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「親にも言えなかった」試合後に涙...清水の市川大祐コーチが17歳のJデビューを振り返る「プロの世界は甘くないというのを突きつけられた」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2024年05月17日

「アルディレス、ぺリマン、大木さんが正しい方向に導いてくれた」

代表でも活躍した市川コーチ。(C)SOCCER DIGEST

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 清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルに登場。自身のJリーグデビューを振り返った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”時代を回想
 清水の下部組織で育った市川氏は、高校2年生だった1998年3月21日に行なわれた開幕節の札幌戦でスタメン出場。当時17歳。先発は、試合の1週間前にオズワルド・アルディレス監督に告げられたという。

「そこから緊張していましたね。それはもう、親にも誰にも言えなかったです。言ったら消えちゃうんじゃないか、みたいな、そんな感じもしたので。自分のなかでとどめて。だから、その1週間は思うようなプレーができなくて。その週は、常に開幕のイメージをしながら、常に緊張しながら過ごしていたと覚えていますね」

 迎えた札幌戦では、56分で途中交代。緊張もあり、思い描いていたプレーはできず。悔しさのあまり、試合後は涙を流したという。ただ、サッカー選手として貴重な経験だったと明かす。

「そんなにプロの世界は甘くないというのを突きつけられたし、自分としてもそれを肌でピッチに立って感じることができたので、『あ、俺もっとやらなきゃいけないんだ』という風に思えた。そこは自分にとっては最高のスタートだったと思っています」
 
 さらに、日本代表に初選出され、4月1日の韓国戦(1-2)ではフル出場。17歳322日でのA代表の出場は、四半世紀以上経った今も残る日本史上最年少記録だ。注目度が高まるなかでも、浮足立つことはなかったという。

「勘違いしたりとか、調子に乗るような暇さえもなかったし、アルディレス、(スティーブ・)ぺリマン、大木(武)さんが正しい方向に常に導いてくれたので、そういうものは全くなかったですね」

 また、1歳上の稲本潤一や2歳上の山口智らも高校生でデビューしていたため、「上の年代ですけど、負けたくないなっていうのは常に思っていた。そこの意識が高校生でありながら、常にプロを意識して日々を過ごしていた」と振り返った。

 その後、市川氏は2010年まで清水でプレー。以降は甲府、水戸、藤枝、今治、八戸を渡り歩き、16年に現役を退いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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