意外にも快進撃を続けたタジキスタンの監督も退任
現地2月16日、大韓サッカー協会は韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督の解任を発表した。契約期間を2年半残しての大ナタで、コーチングスタッフを含めた違約金の総額は11億円を超えると言われている。チームはアジアカップ2023でベスト4進出を果たしたものの、ドイツ人指揮官には就任から1年間、常にその言動に対して批判が相次ぎ、戦術面の不備も非難の的となっていた。
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アジアカップ閉幕から1週間が経過するなか、クリンスマン氏のほかにも3名の代表監督がその座を離れた。
グループステージ敗退のオマーン代表では、4年に渡る長期政権を築いていたブランコ・イバンコビッチ監督(クロアチア国籍)が更迭された。すでに大会期間中から決まっていた既定路線だったようで、オマーン協会は解任と同時に後継者を発表している。2018年から23年までチェコ代表監督を務めたヤロスラフ・シルハビィ氏(チェコ国籍)で、2月1日からの2年契約を結んでいる。
意外だったのは、躍進を遂げた2チームの監督退任だ。韓国とヨルダンをおしのけてグループ首位通過を果たし、16強に進んだバーレーン代表はファン・アントニオ・ピッツィ監督(スペイン国籍)との契約を解除。協会と双方合意のうえでの円満退陣だという。さらにチーム史上初のベスト8入りで望外の快進撃をみせたタジキスタン代表も、ペタル・シェグルト監督(クロアチア国籍)との契約が満了。協会側は延長を希望したものの、待遇面など条件が折り合わなかった。
監督が交代となる4か国はいずれも、ワールドカップ・アジア2次予選を戦っており、3月下旬に開催される第3戦と第4戦は新体制でのリスタートとなる。
そんななか、ヤキモキしているのが中国メディアだ。中国代表はアジアカップでグループステージ敗退の憂き目に遭ったが、成績は0勝2分け1敗の得点ゼロというもので、アレクサンドル・ヤンコビッチ監督(セルビア国籍)への批判が沸騰した。セルビア国内ではすでにヤンコビッチ監督は中国協会から解任を言い渡され、スタッフとともに母国に帰還したと報じられているが、中国協会からの正式な発表はなされていない。
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アジアカップ閉幕から1週間が経過するなか、クリンスマン氏のほかにも3名の代表監督がその座を離れた。
グループステージ敗退のオマーン代表では、4年に渡る長期政権を築いていたブランコ・イバンコビッチ監督(クロアチア国籍)が更迭された。すでに大会期間中から決まっていた既定路線だったようで、オマーン協会は解任と同時に後継者を発表している。2018年から23年までチェコ代表監督を務めたヤロスラフ・シルハビィ氏(チェコ国籍)で、2月1日からの2年契約を結んでいる。
意外だったのは、躍進を遂げた2チームの監督退任だ。韓国とヨルダンをおしのけてグループ首位通過を果たし、16強に進んだバーレーン代表はファン・アントニオ・ピッツィ監督(スペイン国籍)との契約を解除。協会と双方合意のうえでの円満退陣だという。さらにチーム史上初のベスト8入りで望外の快進撃をみせたタジキスタン代表も、ペタル・シェグルト監督(クロアチア国籍)との契約が満了。協会側は延長を希望したものの、待遇面など条件が折り合わなかった。
監督が交代となる4か国はいずれも、ワールドカップ・アジア2次予選を戦っており、3月下旬に開催される第3戦と第4戦は新体制でのリスタートとなる。
そんななか、ヤキモキしているのが中国メディアだ。中国代表はアジアカップでグループステージ敗退の憂き目に遭ったが、成績は0勝2分け1敗の得点ゼロというもので、アレクサンドル・ヤンコビッチ監督(セルビア国籍)への批判が沸騰した。セルビア国内ではすでにヤンコビッチ監督は中国協会から解任を言い渡され、スタッフとともに母国に帰還したと報じられているが、中国協会からの正式な発表はなされていない。
スポーツポータルサイト『捜狐体育』は「クリンスマンが更迭されて、なぜまだヤンコビッチが解任されないのか?」と疑念を抱き、「次期監督が決まらなかった場合、3月に行なわれるシンガポールとのワールドカップ予選2連戦で指揮を執る人物がいなくなるからか。即刻解任を公表して次に進むべきだ!」と主張。「イバンコビッチとピッツィならば年俸もさほど高くない。彼らのどちらかを招聘して、ヤンコビッチの更迭を早急に確定すべきだ」と続ける。
現地報道では、当初中国協会が狙っていたのは、かつて名古屋グランパスやポルトガル代表、イラン代表を率いたカルロス・ケイロス氏(ポルトガル国籍)だった。しかし年俸500万ユーロ(約8億円)を要求してきたため、交渉は暗礁に乗り上げる。その直後にケイロス氏はアルジェリア代表の監督就任が濃厚と報じられたが、こちらも破談したため、まだ中国協会とのパイプは維持されているか。
現在はイバンコビッチ氏が後任の本命で、急きょフリーの身となったピッツィ氏も有力候補に浮上。中国協会は国内で大騒動となった汚職スキャンダルの影響もあり、自国出身者を代表監督に指名しにくい流れがある。中国超級リーグで指揮を執る韓国人監督らも候補に挙がっているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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現地報道では、当初中国協会が狙っていたのは、かつて名古屋グランパスやポルトガル代表、イラン代表を率いたカルロス・ケイロス氏(ポルトガル国籍)だった。しかし年俸500万ユーロ(約8億円)を要求してきたため、交渉は暗礁に乗り上げる。その直後にケイロス氏はアルジェリア代表の監督就任が濃厚と報じられたが、こちらも破談したため、まだ中国協会とのパイプは維持されているか。
現在はイバンコビッチ氏が後任の本命で、急きょフリーの身となったピッツィ氏も有力候補に浮上。中国協会は国内で大騒動となった汚職スキャンダルの影響もあり、自国出身者を代表監督に指名しにくい流れがある。中国超級リーグで指揮を執る韓国人監督らも候補に挙がっているようだ。
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