レアル・ソシエダの久保建英に対する関心を伝える報道は増えるばかりだ。

　クリスティアーノ・ロナウドが所属するサウジアラビアのアル・ナスルも噂になった。リバプールやマンチェスター・ユナイテッドといったプレミアリーグの強豪や、イタリアの名門ユベントスの名前もあがっている。ソシエダでの活躍で、まさに世界から注目される存在となった。

　ユナイテッドは精彩を欠くブラジル代表のアントニーに代わる存在として、久保に熱い視線を送っていると言われる。ユナイテッド専門サイト『Man Utd News』は１月29日、久保について「必ずしも強いパサーではないが、その仕事ぶりやドリブル、デュエルに勝つ能力は卓越している」と報じた。

「今季は１試合平均でテイクオン2.3回、デュエル５回に勝っている。アントニーの平均ドリブル0.9回、デュエル勝利3.7回と比べると、かなり見事なスタッツだ。さらに、クボはキーパスも１試合平均1.7本と、アントニー（0.9）を大きく上回っている」

「我々の見解では、契約が決まれば、彼はブラジル代表のアップグレードとなるだろう」

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　さらに、同メディアは「クボは右ウイングのほかに２トップもこなす力を持つ」とも伝えている。

「ユナイテッドが加入を説得できるかどうかはまだ分からない。アントニーの去就にもよるかもしれない。ユナイテッドは彼の売却で少なくとも5000万ポンド（約90億円）を狙っている」

　様々な移籍話が浮上するなか、久保は少なくとも今季いっぱいソシエダにとどまるとも言われている。だが、夏に去就を巡る騒ぎがヒートアップすることは想像に難くない。

　本人は、日本代表でアジアの頂点を目指すことにまずは専念しているだろう。その次はチャンピオンズリーグでベスト16にも進出したソシエダで、今季を最高のシーズンにしたいと望んでいるはずだ。そしてその先には、何が待っているのか。今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部



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