盟友の登里享平がC大阪へ移籍
リーグの覇権奪回を目指す川崎が、1月12日、2024年シーズンに向けて始動した。
川崎にとっては激動のオフとなった。山本悠樹、三浦颯太ら即戦力を加えた一方、登里享平、山根視来、山村和也らこれまでチームを支えてきた選手たちが移籍。世代交代を図りながら新時代を築こうとしている。
「スタッフ、選手もかなり変わったので、ちょっと新しいチームではないですが、それほどフレッシュな気持ちで入りました」
そう語るのは川崎一筋所属15年目を迎えた小林悠だ。顔ぶれが入れ替わった新チームにおいて、クラブと苦楽をともにしてきた男の経験値は例年以上に貴重になりそうだが、オフには盟友との別れも経験した。
シルバーコレクターと揶揄された浮き沈みの激しい時代からともにクラブを牽引してきた登里が、C大阪へ新天地を求める決断をしたのだ。
「彼が移籍する前に一番話したと思いますし、直前まで結構話して、彼なりの想いと言いますか、チャレンジしたいという気持ちはすごく分かりました。フロンターレは良いチームだし、大好きだと言っていたので、彼の残してきたものをしっかり伝えながら、僕も頑張っていきたいなと思います」
【PHOTO】山本悠樹・丸山祐市・エリソンらが加入し、メンバーが大幅に入れ替わった川崎フロンターレが始動!
川崎にとっては激動のオフとなった。山本悠樹、三浦颯太ら即戦力を加えた一方、登里享平、山根視来、山村和也らこれまでチームを支えてきた選手たちが移籍。世代交代を図りながら新時代を築こうとしている。
「スタッフ、選手もかなり変わったので、ちょっと新しいチームではないですが、それほどフレッシュな気持ちで入りました」
そう語るのは川崎一筋所属15年目を迎えた小林悠だ。顔ぶれが入れ替わった新チームにおいて、クラブと苦楽をともにしてきた男の経験値は例年以上に貴重になりそうだが、オフには盟友との別れも経験した。
シルバーコレクターと揶揄された浮き沈みの激しい時代からともにクラブを牽引してきた登里が、C大阪へ新天地を求める決断をしたのだ。
「彼が移籍する前に一番話したと思いますし、直前まで結構話して、彼なりの想いと言いますか、チャレンジしたいという気持ちはすごく分かりました。フロンターレは良いチームだし、大好きだと言っていたので、彼の残してきたものをしっかり伝えながら、僕も頑張っていきたいなと思います」
【PHOTO】山本悠樹・丸山祐市・エリソンらが加入し、メンバーが大幅に入れ替わった川崎フロンターレが始動!
年末には連日、電話で想いを伝え合ったという。
「僕はやっぱりノボリと一緒にやりたいし、僕が引退して、その後にノボリが引退して、という風になってほしいなとも話しました。でも、彼のチャレンジしたい気持ちは僕もすごく分かるので、自己中だけど、『俺はノボリとやりたいけど、ノボリの人生だし、ノボリが決めることだから、自分の想いしか伝えられない』という話もしました。
だから背中を押したりもしていないですし、引き止めるというわけでもなかったです。僕の気持ちを伝えたという形でした。
ふたりで電話で泣きながら話すような感じになりましたし、15年ほどずっと一緒にいて、一緒に頑張って、苦しい時も一緒に乗り越えてきた仲間なので、家族でも仲が良かったですし、寂しいですが、彼の頑張りが自分のパワーに変わると思います。お互い違うチームになりますが、ずっとつながっているので切磋琢磨していきたいです」
昨季の小林は離脱期間もあり、出場機会も限られ、リーグ戦では16試合・4得点の成績だった。それでも魂のストライカーらしく印象深いゴールも挙げてみせた。
嗅覚、怖さ、動きの質はやはりトップクラスである。そして新シーズンの目標には改めてふた桁得点を掲げ、尊敬するクラブのレジェンド・中村憲剛にも、こう背中を押してもらったと教えてくれた。
「いろいろ話しましたが、『お前はギラギラしていろ』ということを一番言われ、そこがやっぱりチームにパワーを与えるし、『チームのこともそうだけど、悠が気持ちで、背中で引っ張っていくことがチームとして一番良い方向に進むと思うから』と話してくれました。
そこはやっぱり明確と言いますか、自分のなかで考えすぎるよりも、自分が試合で個人として活躍することが一番かなと。ケンゴさんと話してスッキリしたので、今年もギラギラ、ゴールを狙い続けたいと思いますね」
サポーターから愛される男が、36歳で迎える新シーズンでどんな輝きを放つのか、大いに注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「僕はやっぱりノボリと一緒にやりたいし、僕が引退して、その後にノボリが引退して、という風になってほしいなとも話しました。でも、彼のチャレンジしたい気持ちは僕もすごく分かるので、自己中だけど、『俺はノボリとやりたいけど、ノボリの人生だし、ノボリが決めることだから、自分の想いしか伝えられない』という話もしました。
だから背中を押したりもしていないですし、引き止めるというわけでもなかったです。僕の気持ちを伝えたという形でした。
ふたりで電話で泣きながら話すような感じになりましたし、15年ほどずっと一緒にいて、一緒に頑張って、苦しい時も一緒に乗り越えてきた仲間なので、家族でも仲が良かったですし、寂しいですが、彼の頑張りが自分のパワーに変わると思います。お互い違うチームになりますが、ずっとつながっているので切磋琢磨していきたいです」
昨季の小林は離脱期間もあり、出場機会も限られ、リーグ戦では16試合・4得点の成績だった。それでも魂のストライカーらしく印象深いゴールも挙げてみせた。
嗅覚、怖さ、動きの質はやはりトップクラスである。そして新シーズンの目標には改めてふた桁得点を掲げ、尊敬するクラブのレジェンド・中村憲剛にも、こう背中を押してもらったと教えてくれた。
「いろいろ話しましたが、『お前はギラギラしていろ』ということを一番言われ、そこがやっぱりチームにパワーを与えるし、『チームのこともそうだけど、悠が気持ちで、背中で引っ張っていくことがチームとして一番良い方向に進むと思うから』と話してくれました。
そこはやっぱり明確と言いますか、自分のなかで考えすぎるよりも、自分が試合で個人として活躍することが一番かなと。ケンゴさんと話してスッキリしたので、今年もギラギラ、ゴールを狙い続けたいと思いますね」
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