アジアカップに参戦する日本と韓国、それぞれの招集メンバーを比較し、“強み”を強調した。韓国メディア『スポーツ傾向』が報じた。

　64年ぶりのアジアカップ優勝を目ざす韓国にとって、「最大のライバルは日本」と見立てる。「2022年カタール・ワールドカップでベスト16、昨年10回のAマッチで９勝１分という圧倒的な戦績を記録している日本は、名実ともにアジア最強だ」と記す。

　そして、アジアカップにエントリーされた日本の26人に着目。「実に20人が欧州組で、アジアカップに参加するどの国と比較しても圧倒的な数字だ」とし、「史上最強の戦力と評価される韓国の欧州組は12人で、日本には及ばない」と認める。

「特に守備陣は、日本が４バックすべてを欧州組で埋められるほどで、韓国はキム・ミンジェ（バイエルン）とキム・ジス(ブレントフォード)を除いた残りの７人がすべてKリーグ所属だ」

　陣容を見比べたうえで、記事では「それでも韓国が日本に比べて負けていない部分があるとすれば、重厚感だ」と主張する。
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「特に攻撃陣で、その違いは顕著だ。自他共に認めるワールドクラスのアタッカーであるソン・フンミン（トッテナム）は、日本のどの選手とも比較できないレベル。さらに、今季のプレミアで二桁得点を挙げ、絶好調のファン・ヒチャン(ウォルバー・ハンプトン)、フランスのリーグアンの強豪パリ・サンジェルマンで活躍するイ・ガンインまでいる。

　ホン・ヒョンソク(ヘント)、チョン・ウヨン(シュツットガルト)など優秀な２トップも頼もしい。日本の場合、攻撃の要の１人である三笘が怪我でアジアカップに出場できるかどうか不透明な状況で、信頼できるのは久保だけだ」

　続けて、「日本の最大の強みは、堅実なミッドフィルダー陣。遠藤、堂安、南野、伊東、中村など、量的にも質的にもアジア最高レベル」と評価する一方で、「しかし、韓国にもイ・ジェソン（マインツ）やファン・インボム（レッドスター)など優秀な中盤の人材がいる。韓国が負けているのは確かな事実だが、その差はあまり大きくない」と胸を張る。

　グループステージで日本はインドネシア、ベトナム、イラクと対戦。韓国はマレーシア、ヨルダン、バーレーンと相まみえる。同メディアは「韓国と日本の１位抜けが有力。そうなれば、決勝でしか会うことができない」と展望。「まだ少し先の話だが、両国のエントリーだけで、早くも熱いプライド争いが繰り広げられている」と締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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