J１リーグ・２節の大宮対柏は３月５日、NACK５スタジアム大宮で16時にキックオフされた。
 
　序盤から相手ゴールに迫ったのは柏だったが、先制したのは大宮だった。９分、ネイツ・ペチュニクが自ら倒されて得た直接FKで狙うも、柏GKの中村がセーブ。だが、そのこぼれ球に反応したムルジャが身体を倒しながらも押し込んだ。
 
　さらに大宮は15分、再びムルジャが躍動。後方からのロングフィードを受け、左サイドからドリブルを開始すると、そのままゴールライン沿いを持ち上がり、右足のシュートでゴールネットを揺らした。
 
　その後は柏がボールを支配し、主導権を握って攻め込む展開が続く。しかし、大宮の粘り強い守備の前にゴールを割ることができない。前半は大宮が２点をリードして終了した。
 
　後半に入っても流れは変わらず、柏が攻勢に出る。だがやはりボールは保持するものの、大宮の組織だったディフェンスの網をかいくぐることができない。
 
　大宮は自陣に堅いブロックを築き、粘り強い戦いぶりでゴールを許さず、ムルジャ、泉澤の突破力を武器に柏の背後を脅かした。
 
　結局、大宮は最後までゴールを許さず、２-０で柏に快勝し、開幕２連勝。一方の柏は、90分を通じて大宮のシュート数５本に対し、15本のシュートを浴びせたもののゴールを割れず、大宮とは対照的に開幕２連敗となった。

【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・２節｜大宮 ２-０ 柏