現在はFIFAの要職に就くアーセン・ヴェンゲルが、母国のフランス代表で主将を務めるキリアン・エムバペについて持論を展開した。
11月26日にフランスのテレビ『Telefoot』に出演したヴェンゲルは、「モナコでプレーする彼を初めて見たとき、“彼の中にペレがいる”と言ったんだ。当時、誰もが私を少し狂ってると言ったが、それが彼を見て自然と抱いた印象だった」と回想した。
サッカー史に残るレジェンドを引き合いに出して絶賛したヴェンゲルだが、改善すべき点があることを付け加えている。
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老賢者の金言は後輩に届くだろうか
「彼には大きなポテンシャルがある。ただ、彼はヘディングを改善しなければならない。彼はあと少しで25歳になる。これから32歳、33歳、34歳までプレーするために、自問自答を続け、自身を追い込むことができるかどうかが問われていると思う。彼の次の挑戦はここにある」
18歳でワールドカップを制したとはいえ、EUROやチャンピオンズリーグ、バロンドールなど、エムバペにはまだ手にしていないトロフィーがいくつもある。
御年74歳の老賢者の金言は、フランス代表やパリ・サンジェルマンでアンタッチャブルな存在となりつつある後輩に届くだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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