パリ五輪のメンバー入りへ、ふつふつと闘志を燃やしている。

　京都サンガF.C.は10月28日、J１第31節でアルビレックス新潟と対戦し、０－１で敗戦。この試合後、谷内田哲平が、上々のパフォーマンスを披露したアジア競技大会を振り返った。

　９月から10月にかけて行なわれたアジア競技大会。U-22日本代表は、連勝でグループステージを首位で勝ち上がると、ノックアウトステージでも順調に駒を進め、決勝へ進出。しかし、ファイナルで韓国に１－２で敗れ、前回大会に続いての銀メダルに終わった。

　この大会で、２試合連続の直接フリーキック弾を挙げるなど、存在感を示した谷内田は「自信になった大会」としつつも、レギュラー奪取には至っていない京都での自身の立ち位置に触れ、こう語った。
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「でもこのチームで出続けないと意味がないと思っているので、まだまだだなという実感です。来年オリンピックもあるので、しっかりこのチームで試合に出て、もう少しチームの勝利に貢献しないといけないなと思います」

　アジア大会後の10月に行なわれたU-22日本代表のアメリカ遠征のメンバーには、谷内田を含め、アジア大会のメンバーはほとんど選出されなかった。その裏側を谷内田は次のように明かす。

「U-22日本代表の大岩（剛）監督からは、合宿中（アジア大会中）にみんなに話がありました。長い遠征だったので、結局は最後、みんなをチームに返すという流れになった。（アメリカ遠征に）たぶん何人か行ってもおかしくない選手はいましたけど、また次の代表遠征もあるので、そこには（アジア大会のメンバーから）何人か呼ばれるんじゃないですかね」

　谷内田も来年行なわれる大舞台に向け、歩みを止めるつもりはない。「まずはチームでしっかり活躍して、パリ五輪を目ざしたい」と力強く意気込んだ。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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