現地時間10月26日、ヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第３節のブライトン対アヤックス戦が行なわれ、ジョアン・ペドロとアンス・ファティのゴールで前者が２－０で快勝。EL初勝利を挙げた。

　この日も左サイドハーフで先発した三笘薫は、６分に華麗なクライフターンで切り裂くなど、持ち味のドリブル突破と、中央でボール受けてからのスルーパスで再三チャンスを演出。42分の先制点の場面ではエリア内で右足を振り抜き、こぼれ球をペドロが押し込む形でゴールに大きく貢献した。

　試合後、三笘はその得点シーンを振り返り、「決めたかったですけど、枠内に入れたことでゴールに繋がったので、これを続けていければ」とコメントした。

「中央でボールを受けることが多かった理由は？」という記者の質問に対しては、「（対峙する）サイドバックもすごくタイトだったんで、あそこにいても意味ないなと。場所を変えて相手を惑わすことを意識してましたし、真ん中に入ったときにチャンスが作れていたのでこれを続けていこうと思っていました」と答えた。

【動画】先制点を演出！三笘が切れ味鋭い仕掛けから強烈なシュート

　フル出場で体力的にも「かなりきつかった」という日本代表アタッカーは、攻撃陣の主力であるソリー・マーチとダニー・ウェルベックが長期離脱している苦しい状況もあり、こう述べている。

「自分たちが試合に出ないといけないっていうのは自覚していますし、怪我もできない。全員がタフに戦わなきゃいけない状況です。彼らの分も頑張っていかないとと思っていますし、ここで落ちるようなチームにはなりたくないので、頑張っていきたいです」

　強い責任感を感じさせるコメントを残した三笘には、今後もプレミアリーグとELというハードな日程を戦うチームを牽引していく働きが求められる。

取材・文●村田朋晃（ワールドサッカーダイジェスト編集部）

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