Jリーグは10月17日、９月度の月間表彰を発表。J１のアビスパ福岡が２部門で受賞。MVPには紺野和也、最優秀監督賞には長谷部茂利監督が輝いた。

　福岡は９月に６試合を消化。リーグ戦は３勝１分で、FC東京、名古屋、柏を相手に３連勝。鹿島とはスコアレスドローだった。ルヴァンカップでは準々決勝でFC東京と対戦。第１戦は０－１で敗れたが、第２戦は２－０で勝利し、２戦合計２－１で準決勝に駒を進めた。

　MVPの紺野は、５試合に出場して２得点。「古巣のFC東京と対戦があったり、柏レイソル戦でプロ初の２ゴールを決めることができたりと、自分自身にとってもとても印象に残る月となりました」と喜びを語る。

　総評では、反町康治委員から「チャンスメイクとゴールゲットの両方を持つ選手」、槙野智章委員から「好調福岡の起爆剤」と評価された。
【動画】「福岡の起爆剤」紺野和也プレー集！

　一方、「穏やかな性格で人格者」（反町委員）、「さすがのチームマネジメント」「選手からの信頼が厚い」（槙野委員）とコメントされた長谷部監督は７月に続き、今季２度目の受賞となった。

「選手たちの日頃の頑張りが勝利という形につながっている事、大変嬉しく思っています。またその選手をサポートする家族の皆さん、どんな時も全力で後押ししてくれるファン・サポーターの皆さん、日頃より手厚いサポートをいただいているパートナー企業の皆さん、そして優秀なコーチ・スタッフ、アビスパに関わる全ての皆さまに、この場を借りて感謝の思いを伝えさせていただきます」（長谷部監督）

　福岡は29節終了時点で、J１でのクラブ史上最高位タイの８位。残り４試合で記録更新を期す。またルヴァンカップでは準決勝で名古屋を下し、クラブ初の決勝進出を果たしている。

　紺野、長谷部監督の今後の向けた意気込みは以下のとおり。

「来月のルヴァンカップでは優勝できるよう、引き続き頑張っていきたいと思います」（紺野）

「ルヴァンカップの決勝も控えていますが、さらに一丸となって目の前の一戦一戦に全力を尽くしていきたいと思います。引き続き熱い応援をどうぞよろしくお願いします」（長谷部監督）

構成●サッカーダイジェスト編集部

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