モナコの南野拓実は移籍１年目の昨シーズン、リーグ・アンの水やチームのスタイルにフィットできず、わずか１ゴールと期待に見合う結果を残せなかった。

　日本代表でも、カタール・ワールドカップではメンバー入りを果たしたものの、その後の第ニ次森保ジャパでは招集されず。10番は堂安律に譲るかたちとなった。

　だが、恩師アディ・ヒュッターが新監督に就任した今シーズンは完全復調。８月のリーグ・アン月間MVPに選出されるなど、圧巻のパフォーマンスを見せている。

　ただ、絶好調だったにもかかわらず、ドイツ（４－１）とトルコ（４－２）に連勝した９月シリーズの日本代表には選出されなかった。

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　元日本代表DF内田篤人氏がMCと務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』にオンラインで出演した南野は、選外となった心境を問われると、こう本音を語った。

「選ばれない悔しさはもちろんありますけど、昨シーズン、コンスタントに試合で出ていたわけではなかったので、そこは納得できる部分もあって。だからこそ、いまちゃんとチームに集中して、コンディションを維持することができるなという、プラスというか自分のやるべきことに集中するというのは変わらないんで。気持ちの浮き沈みみたいなことは全くなかったですね」

　内田氏から「ドイツ戦とかは見てて、どう思った？」と聞かれると、こう回答している。

「日本がアウェーでドイツに４－１の結果というのはみんなが驚いたと思うし、僕自身も予想していた試合展開とは違った。スコアもそうですけど。単純にすごいなと思うし、ここでプレーして自分もゴールを決めたかったなという気持ちももちろんあったので、複雑な気持ちではありました」

　それでも「毎週末の試合で、自分が結果を出したり、自分が何ができるかを示し続けることが、代表に繋がっていくと思うので、そうなれるように頑張っていきたい」と力強く語った南野。その言葉通り、10月シリーズでW杯以来の代表復帰を果たした。

　クラブでの好調ぶりを森保ジャパンで発揮する機会が、ついにやって来る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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