ACL初参戦のヴァンフォーレ甲府は10月４日、グループステージ第２節でタイのブリーラム・ユナイテッドと国立競技場で対戦。１－０で勝利した。
初戦は敵地でメルボルン・シティと０－０のドロー。初勝利を目ざす甲府は、立ち上がりは相手にボールを持たれる展開も、強度の高い守備で対抗。攻守の切り替えも素早く、敵陣でボールを奪えば、シンプルなアタックでチャンスをうかがう。
徐々に自分たちのリズムでボールを動かせるようになり、敵陣に攻め込む場面を増やしていく。逆に守備では、25分にCKの流れからラタナコーン・マイカミに強烈なミドルを許すも、GKマイケル・ウッドの好守で事なきを得る。
31分には中央から崩されて危ないシーンを作られるが、三浦颯太が侵入してきたロンサナ・ドゥンブヤにすぐに寄せてピンチを救う。直後には、関口正大の横パスを受けたピーター・ウタカが右足で狙ったものの、シュートは枠を捉えず。
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90分に決勝弾
試合は０－０のスコアレスで折り返し、迎えた後半、48分の右CKで好機を創出。グラウンダーのボールにニアで武富孝介が合わせたが、惜しくも決め切れない。52分にはセットプレーから神谷凱士がヘディングシュートも、敵GKのファインセーブに阻まれる。
57分、自陣ボックス付近で与えたFKから立て続けに際どいシュートを見舞われるが、井上詩音のブロックなどでゴールを割らせない。
一進一退の攻防が続くなか、果敢に相手ゴールに迫り、フィニッシュまで持ち込むが、あと一歩及ばない。88分には右CKに中村亮太朗が飛び込んだが、ヘディングシュートはポストに嫌われる。
このまま引き分けかと思われたが、90分、待望のゴールが生まれる。クリスティアーノのクロスに長谷川元希がヘッドで押し込む。
これが決勝点となり、甲府がアジアの舞台で初の白星を掴んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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