ワールドカップ優勝経験国のドイツに、日本は敵地で４－１の完勝を収めた。前半に２得点、後半も２得点。相手の反撃を１点に抑えるなど、攻守両面で盤石の戦いぶり。親善マッチとはいえ、大きな自信につながったはずだ。

　４－２－３－１の２列目左サイドで先発し、３バックにシステム変更した後半は、左ワイドやシャドーでプレーした三笘薫も手応えを口にする。

「前半と後半、戦い方がまったく違いましたけど、どちらでも上手く適応しながら、相手が嫌がることをして、前半は少ないチャンスでしたけど決め切ることができた。自分たちが主導権を握れた形になったと思いますね」

　昨冬のカタール・ワールドカップでの対戦では２－１の逆転勝ち。歴史的勝利を掴んだものの、内容では劣勢を強いられるなど難しい部分はあった。

　だが今回は、注力するポゼッションでも成果を示したうえでの快勝。たしかにドイツは直近４試合で１分３敗と不調を極めていたが、日本の優位性が際立つゲームでもあった。三笘もその点を認めている。

「ドイツはあまり良くないというなかでの戦いで、もちろんそこも評価しないといけないですけど、それでも力のある選手がたくさんいます。そこに局面、局面で負けることなくやっていましたし、戦い方として自分たちのほうが優れたかなと思います」
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　戦術面でも難敵相手に収穫を得た。

「３（バック）のハメ方は上手くいっていると思いますし、４（バック）はいつでもできます。そういうところでの判断で迷いがなくなっているので、上手くできているんじゃないかなと思います」

　三笘自身は目に見える結果を残せなかった。「僕が決め切れば、もっと違う展開になりましたけど」と語る一方で、「その時の力みだったりがあったので、改善はできる」と不安はない。

　12日のトルコ代表戦では、期待に応えるパフォーマンスを見せられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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