前半の出来はまさに素晴らしかった
「チャンレンジャーだとはもはや思っていない。対等に戦えると思います」
9月10日のドイツ戦の前、久保建英のそんなコメントも聞こえてきたが、昨年末のカタール・ワールドカップでも勝利を収めていた日本はドイツに対して臆する気持ちはまったくなかったのだろう。
その想いが如実に表われたのが、見事すぎる前半だった。4枚の最終ラインを高く設定し、ドイツを狭いエリアに押し込んで自由を奪うと、第2次森保政権の最大の武器である三笘薫、伊東純也の両サイドを生かしながら、右SB菅原由勢のクロスから2ゴールを奪ってみせた。
前半が良すぎただけに、意外だったのは後半開始から5バック気味にシステムを変更させたこと。前半に1失点したシーンでは中央から崩され、三笘のカバーが間に合わず、日本の左サイドから失点しただけに、スペースをしっかり埋めたかったのだろう。
59分にはMF鎌田大地に代えてCB谷口彰悟を投入し、5バックの強度を上げたことで、重心がより下がりドイツにボールを持たれる時間は増えたが、危険なシーンは作らせない。
このまま2-1で逃げ切ったままであれば、「前半のまま90分を見てみたかった」と、どこかもったいなさも感じたが、試合終了間際には相手のミスも見逃さずに久保の2アシストから2ゴールを重ねて、終わってみればドイツに4-1の完勝。
森保一監督は「チャレンジをしていけたのが良かった」と試合後に振り返ったが、ひと昔前までは、善戦できれば評価された相手に対し、内容で圧倒することもさながら、4バックと5バックを使い分けるテストまで行なえたのだから、これ以上ないゲームと言えるだろう。
【PHOTO】日本代表のドイツ戦出場17選手&監督の採点・寸評。8人が7点台の高評価!MOMは1G1Aの伊東純也ではなく…
9月10日のドイツ戦の前、久保建英のそんなコメントも聞こえてきたが、昨年末のカタール・ワールドカップでも勝利を収めていた日本はドイツに対して臆する気持ちはまったくなかったのだろう。
その想いが如実に表われたのが、見事すぎる前半だった。4枚の最終ラインを高く設定し、ドイツを狭いエリアに押し込んで自由を奪うと、第2次森保政権の最大の武器である三笘薫、伊東純也の両サイドを生かしながら、右SB菅原由勢のクロスから2ゴールを奪ってみせた。
前半が良すぎただけに、意外だったのは後半開始から5バック気味にシステムを変更させたこと。前半に1失点したシーンでは中央から崩され、三笘のカバーが間に合わず、日本の左サイドから失点しただけに、スペースをしっかり埋めたかったのだろう。
59分にはMF鎌田大地に代えてCB谷口彰悟を投入し、5バックの強度を上げたことで、重心がより下がりドイツにボールを持たれる時間は増えたが、危険なシーンは作らせない。
このまま2-1で逃げ切ったままであれば、「前半のまま90分を見てみたかった」と、どこかもったいなさも感じたが、試合終了間際には相手のミスも見逃さずに久保の2アシストから2ゴールを重ねて、終わってみればドイツに4-1の完勝。
森保一監督は「チャレンジをしていけたのが良かった」と試合後に振り返ったが、ひと昔前までは、善戦できれば評価された相手に対し、内容で圧倒することもさながら、4バックと5バックを使い分けるテストまで行なえたのだから、これ以上ないゲームと言えるだろう。
【PHOTO】日本代表のドイツ戦出場17選手&監督の採点・寸評。8人が7点台の高評価!MOMは1G1Aの伊東純也ではなく…
そのなかで、各選手の活躍がそれぞれ光ったが、特に多くの人も感じたであろうCB冨安健洋のパフォーマンスは出色であった。
前半は相棒の板倉滉とともに怖がらずに最終ラインを押し上げ、前で奪えば、素早く、正確に味方へつなぐ。前半の2点も彼がいたからこそ生まれたもので、後方の広大なエリアをカウンターで突かれても、快足を生かして防ぐ。
5バックに変わった後半も1対1の守備を含め、穴らしい穴が見当たらなかった。その姿から感じれたのは、常日頃から欧州のトッププレーヤーたちと渡り合っている自信であり、落ち着きであった。
冨安に代表されるように、ドイツに臆する印象がまったくなかった日本代表。カタールで得た自信は、森保ジャパンを新世代、新たな領域へ押し上げている気がする。
苦しいドイツとのコントラストが色濃く表われた一戦は、今後、日本の転換期として語り継がれるモノになるのかもしれない。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集長)
「完璧に崩された!」敵地でドイツを4発粉砕した日本代表に独メディアも脱帽! 母国代表チームには「メンタルにも問題がある」と愕然
「なんだ夢を見てるのか...?」森保Jのドイツ戦4発快勝にファン歓喜!「歴代最強レベルに強いぞ」「圧倒的勝利。日本マジすごいな」
【PHOTO】日本代表大量4得点!カタールW杯に続きドイツに快勝|日本4-1ドイツ
前半は相棒の板倉滉とともに怖がらずに最終ラインを押し上げ、前で奪えば、素早く、正確に味方へつなぐ。前半の2点も彼がいたからこそ生まれたもので、後方の広大なエリアをカウンターで突かれても、快足を生かして防ぐ。
5バックに変わった後半も1対1の守備を含め、穴らしい穴が見当たらなかった。その姿から感じれたのは、常日頃から欧州のトッププレーヤーたちと渡り合っている自信であり、落ち着きであった。
冨安に代表されるように、ドイツに臆する印象がまったくなかった日本代表。カタールで得た自信は、森保ジャパンを新世代、新たな領域へ押し上げている気がする。
苦しいドイツとのコントラストが色濃く表われた一戦は、今後、日本の転換期として語り継がれるモノになるのかもしれない。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集長)
「完璧に崩された!」敵地でドイツを4発粉砕した日本代表に独メディアも脱帽! 母国代表チームには「メンタルにも問題がある」と愕然
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