■マウロ・サラテ
・28歳／FW／アルゼンチン国籍
・ウェストハム→フィオレンティーナ（完全移籍）
・移籍金：200万ユーロ（約４億8000万円）
　ウェストハムでは持ち前の打開力を武器に貴重な存在となっていたが、２年半ぶりのセリエA復帰を決意。ボローニャからもオファーが届くも、フィオレンティーナを選択した。パウロ・ソウザ監督の３-４-２-１では、シャドーか１トップで起用されそうだ。後釜を確保したため、出場機会の少なさに不満を持つジュゼッペ・ロッシは今冬のうちに退団すると見られる。なお、フィオレンティーナは同じく１月21日にジェノアからセントラルMFのティノ・コスタも獲得。半年間のレンタルフィーが50万ユーロ（約7000万円）で、買い取りオプションが付いている。


■パピ・ジロボジ
・27歳／DF／セネガル代表
・チェルシー→ブレーメン（半年レンタル）
・レンタル料：40万ユーロ（約5600万円）
　夏にCB補強を画策していたチェルシーは、ジョン・ストーンズ（エバートン）やメディ・ベナティア（バイエルン）、アイマン・アブデヌール（モナコ→バレンシア）などの交渉がまとまらず、ディレクターのマリーナ・グラノフスカヤ女史の主導で期限最終日にナントからこの巨漢を獲得。しかし、ジョゼ・モウリーニョ前監督、さらにフース・ヒディング現監督にもまったく評価されず、リーグカップで１分間出場しただけでレンタル放出された。ただ、新天地ブレーメンはここまでリーグワースト２位の32失点と守備が崩壊しているだけに、チャンスは与えられそうだ。
 

■ドド
・23歳／DF／ブラジル代表
・インテル→サンプドリア（半年レンタル）
　今シーズンは怪我で出遅れ、その後も長友佑都とアレックス・テレスの後塵を拝してセリエAでの出場はゼロ。左SBは量こそあるが質に不安を抱えるサンプドリアが借り受けた。足技やスピードはハイレベルだけに、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が志向する攻撃サッカーにはハマりそうだ。本人は「この新たな冒険がとても素晴らしいものになることを願っている。モンテッラ監督や新しい仲間たちと一緒にファンを満足させたい」と意気込む。


■フランク・タバヌー
・26歳／DF／フランス国籍
・スウォンジ―→サンテティエンヌ（半年レンタル）
　一時はインテルとユベントスの獲得候補にも挙がった攻撃的左SBで、昨夏に満を持して４大リーグ初挑戦。しかし、ガリー・モンク前監督の下ではFAカップとリーグカップの計３試合しか出場機会が与えらず、１月18日に就任したフランチェスコ・グイドリン新監督も構想外としたため、わずか半年でサンテティエンヌにレンタルで帰還した。勝手知ったる古巣で復活なるか。