好ゲームが続出したオーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップも、残すところ決勝と３位決定戦の２試合となった。
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　日本のファンにとって気になるトピックのひとつは、やはり得点王争いだろうか。なんとなでしこジャパンの快進撃をリードしたMF宮澤ひなたが、いまだ５得点で単独トップに立っているのだ。もし宮澤が得点王を獲得すれば、日本が優勝した2011年大会で澤穂希（５得点）が手にして以来、日本人選手として二人目の快挙達成となる。

　宮澤を追うのはいずれの名手たちか。８月16日現在の得点ランキングは以下の通りだ（宮澤以外の敗退組は割愛、２得点以上）。

【５得点】
宮澤ひなた（日本／MF）

【４得点】
アマンダ・イレステット（スウェーデン／DF）

【３得点】
ローレン・ヘンプ（イングランド／FW）
ローレン・ジェームズ（イングランド／FW）
アレシア・ルッソ（イングランド／FW）
アイタナ・ボンマティ（スペイン／MF）
ジェニファー・ヘルモソ（スペイン／FW）
アルバ・レドンド（スペイン／FW）
ヘイリー・ラソ（オーストラリア／FW）
レベッカ・ブロンクビスト（スウェーデン／FW）

【２得点】
サルマ・パラジュエロ（スペイン／FW）
ステフ・カトリー（オーストラリア／DF）
フリドリーナ・ロルフォ（スウェーデン／FW）

　２位につけているイレステットはスウェーデンが得意とするセットプレーの名フィニッシャーで、日本戦でも混戦から嗅覚を働かせて先制点を奪った選手だ。準決勝のスペイン戦は不発に終わったが、３位決定戦ではふたたび高さと強さで猛威を振るうか。展開によってはPKキッカーを任される可能性もあるだろう。
 

　決勝で対峙するイングランドとスペインからは各３名が３得点をマークしている。ともに攻撃力が自慢で、得点源であるヘンプとヘルモソが好調をキープ。なかでも最大の注目は、イングランドの21歳FWジェームズだ。ラウンド・オブ16のナイジェリア戦で軽率な踏みつけ行為で一発退場となり、２試合の出場停止処分を受けた。ようやく大会ラストマッチで復活する“新エース”がスタメンを飾るのか否か。いずれにせよ３得点組は、ハットリックを達成しないかぎり宮澤を抜いて単独トップには立てない。

　ちなみに個人賞の対象ではないが、アシストランキングでは日本のFW田中美南が３アシストでトップタイだ。こちらはジェームズとフランスのFWカディディアトゥ・ディアニが並ぶ。さらに日本は90分換算の平均ゴール数が「2.68点」で、これも出場32か国中１位の数値となっている。

　３位決定戦（オーストラリアvsスウェーデン）は日本時間８月19日17時に、決勝（イングランドvsスペイン）は同20日19時にキックオフされる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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