オーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップは現地８月11日、いよいよベスト８による準々決勝に突入。日本女子代表は強豪スウェーデンと対峙する。

　大注目の４ゲームを前に、英高級紙『The Guardian』は現地取材２名の記者による８強の最新パワーランキングを発表した。決勝トーナメント１回戦を前にトップ評価を得ていたなでしこジャパンが順位をキープ。「フトシ・イケダ（池田太）が率いるチームはいまだ絶好調を維持しているように見える。ノルウェーにも快勝を収め、軽快に４連勝を飾った」と称え、「ヒナタ・ミヤザワ（宮澤ひなた）は輝きを増しており、得点ランキング１位の５得点をマーク。2011年に日本が優勝した大会のホマレ・サワ（澤穂希）に並んだ」と続けている。

　２番手にはベスト16でモロッコを相手に４―０完勝を飾ったフランスを指名し、前回から実に９つもランクアップ。「今まさにチームはピークの状態にある。中盤のケンザ・ダリが異彩を放っている」と評した。３番手に推すのがそのフランスと準々決勝を戦う開催国オーストラリアで、同紙はその勝者が日本の“逆の山”を勝ち上がってくると見ているようだ。

　４位コロンビア、５位オランダ、６位スペインと来て、日本が準々決勝で相まみえるスウェーデンは７位に据えた。「アメリカ戦の勝利はややラッキーだった印象。それでも彼女たちのセットプレーは脅威であり、間違いなく今大会ベストチームである日本との試合でもポイントになるだろう」と予測する。

　驚きは昨年の女子EUROを制したイングランドの８番手評価だ。ラウンド・オブ16では10人となりながらもPK戦でナイジェリアを下したが、「サリナ・ヴィーグマン監督はいまだ先発もフォーメーションもベストな形を見出していない。しかも（退場した）ジェームズは出場停止である」と、地元紙だけあってかなり辛口である
 

　以下が英高級紙『The Guardian』の最新パワーランキングだ（カッコ内は前回の順位）。

１位　日本（―）
２位　フランス（11位↑）
３位　オーストラリア（７位↑）
４位　コロンビア（５位↑）
５位　オランダ（４位↓）
６位　スペイン（８位↑）
７位　スウェーデン（２位↓）
８位　イングランド（３位↓）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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