オーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップに出場しているオランダ女子代表のFW、リネス・ビューレンシュタインの発言が注目を集めた。米ネットワーク『CNN』は「オランダのスター選手が“ビッグマウス”なアメリカの敗退を喜んだ」と報じている。
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　現地８月６日、ラウンド・オブ16でオランダは南アフリカを相手に２－０の快勝を収め、ベスト８進出を決めた。その日の第２試合では、アメリカがスウェーデンに０－０からのPK戦の末に敗退。アメリカが女子ワールドカップでベスト４を前に姿を消すのは史上初の出来事だ。オランダとアメリカは同じグループＥで鎬を削り（直接対決は１－１のドロー）、オランダが首位通過でアメリカはかろうじて２位で決勝トーナメントに駒を進めていた。

　そんななか、準々決勝を翌日に控えた木曜日の記者会見で、ビューレンシュタインが正直な気持ちを吐露した。アメリカ敗退のニュースを聞いて「やった！バイバイ！」と感じたと語り、「だって大会の早い段階から、彼女たちは大きな口を叩いていたから。決勝のこととかそんな話ばかりしていたのよ。私は何かのおしゃべりをする前に、まずはピッチ上で証明するのが先でしょうと思っていた」と理由を明かしたのである。
 

　さらにユベントスでプレーする26歳FWは「そういう意味で失礼なことを言っているのではない。大会から去ってしまったけど、今でも彼女たちをリスペクトしている」と前置きしたうえで、「やはり先のことを話すべきじゃない。今後への教訓にしてほしいと思う」と想いを述べた。

　今日金曜日、オランダはベスト４進出を懸けてスペインと雌雄を決する。その試合のあと、いよいよなでしこジャパンが登場。こちらは日本時間16時30分キックオフで、アメリカを下したスウェーデンと準々決勝を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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