当初の想定以上に長引いた新天地選びは、終わりを迎えつつある。

　日本代表MFの鎌田大地は、８月３日にローマ入りした。ラツィオとの契約が目前に迫っている。クラブは同日、鎌田の空港到着時の様子を公開。４日にはメディカルチェックの様子を紹介している。

　周知のとおり、鎌田はミラン加入が破談となり、以降も様々なクラブの名前が挙がりながらも、所属先が決まらない状態にあった。ようやく戦う舞台が決まるのはひと安心と言えるだろう。

　ただもちろん、問題はラツィオで活躍できるかだ。鎌田はマウリツィオ・サッリ監督の４－３－３のシステムにフィットし、チャンピオンズリーグにも出場するラツィオでインパクトを残せるのか。サウジアラビアに去ったセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチの後継者とも言われるだけに期待は大きい。

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　ラツィオ専門サイト『Lalaziosiamonoi』によると、アルマンド・フィオレッティ記者は活躍できると確信しているようだ。『Lazio Style Radio』で「私は完璧な選手だと思う」と話している。

「ミリンコビッチ＝サビッチと比べて後ろに戻るし、技術がある。それは決して損しない。（サッリの愛弟子で獲得を望んでいたとされるナポリのピオトル・）ジエリンスキにとても似ている」

同記者は「もちろん、現時点では確実にミリンコビッチ＝サビッチのほうが上だ」としたうえで、「だが、カマダのことは数字が物語っている。カウンターでラツィオに役立てるはずだ」と続けた。

「もちろん、サッリのスキームに適応できるかはいろいろあるだろう。時間と努力が必要だ。だが、私はカマダが失望させることはないと確信している」

　ナポリ時代に世界を魅了するサッカーを披露し、チェルシーやユベントスでタイトルも獲得してきた戦術家サッリの下で、鎌田はどんなプレーを見せてくれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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