７月28日、ジャパンツアーで来日中のパリ・サンジェルマンがセレッソ大阪とヤンマースタジアム長居で対戦した。
　
　先手を取ったのはパリSGだった。18分、左サイドからワレン・ザイール＝エムリがクロスを送ると、中央でユーゴ・エキティケが右足で合わせて1点をリードする。
 
　反撃に出るC大阪は21分、山中亮輔の縦パスに反応したレオ・セアラがチャンスを作ると、その1分後には相手のミスを突いたジョルディ・クルークスがゴールネットを揺らして１－１と同点に追いついた。
 
　さらに29分には、L・セアラがドリブルで仕掛けてペナルティエリア内に進入。右足を振り抜くものの、ジャンルイジ・ドンナルンマに弾かれて逆転とはいかず。
 
　対するパリSGは35分、レイバン・クルザワのボールカットからエキティケが左サイドを突破。エキティケのクロスにイスマエル・ガルビがヘディングで合わせたが、ヤン・ハンビンの正面に。C大阪も44分にカピシャーバとL・セアラのパス交換から好機を作るなど、一進一退の攻防を繰り広げられて、試合は１－１で折り返しとなる。
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　ハーフタイムで10人を入れ替えたC大阪は後半開始直後の46分、北野颯太が自ら仕掛けてチャンスを作る。47分にも進藤亮佑がダイレクトシュートを放つなど、途中出場のフレッシュなメンバーが躍動する。

　しかし、次にゴールを奪ったのはパリSGだった。ヴィティーニャのパスを受けたエキティケがヒールでつなぎ、ゴール前に飛び出したヴィティーニャが冷静に決めて勝ち越す。

　57分にはC大阪に決定機。香川真司と北野で崩し、最後は香川がフィニッシュもGKにセーブされてしまう。60分には藤枝MYFCから加入した渡邉りょうが途中出場で新天地デビューを果たした。

　67分には渡邉と北野の連係でC大阪が同点に追いつく。高い位置でボールを奪取した渡邉のパスをフリーで受けた北野が、豪快なシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

　そして79分、相手のエリア内で新井晴樹がシェール・ヌドゥールからボールを奪い、香川にパス。香川がゴール右上を射抜き、ホームチームがこの試合で初めてリードした。

　終盤はパリSGが攻勢を強めるものの、追いつくことはできず。試合は３－２でC大阪が勝利した。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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