いまだ新天地が決まらない鎌田大地は、ここに来てラツィオ加入の可能性が報じられている。

　ラツィオは今夏、セルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチをサウジアラビアのアル・ヒラルに売却した。その代役としてナポリのピオトル・ジエリンスキに関心を寄せていたが、ポーランド代表MFの獲得は難しいようだ。

『calciomercato.com』などによると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、『Il Messaggero』紙に「彼は我々が提示したよりも低い金額で延長し、ナポリに残ることを選んだ」と述べている。

　その代役候補として報じられているのが、ディナモ・モスクワのアルセン・ザハリャンと鎌田だ。周知のとおり、鎌田は一時ミラン加入が有力視されていたが、正式決定には至らず。その後ミランは別の選手の獲得に乗り出し、鎌田からは手を引いたと言われている。

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　calciomercato.comによると、ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は鎌田を好意的に見ているようだ。「ダイナミックさや中盤の複数ポジションをこなせる能力は、サッリからも評価されている」という。また、イタリア衛星放送『Sky Sport』は、ラツィオと選手側が「ポジティブに交渉中」と報じた。

　しかし、ラツィオが新天地になるかはまだ分からない。ミランのときのように、EU圏外枠の問題があるという。ラツィオはバレンティン・カステジャノスの獲得でEU圏外枠があとひとつしか残っておらず、その１枠で手に入れられるのはザハリャンか鎌田のどちらかだけとのことだ。

　Sky Sportによると、ラツィオはザハリャン獲得でディナモ・モスクワと1000万ユーロ（約15億5000万円）＋ボーナスという条件で合意している。近く、ザハリャンと鎌田のどちらを獲得するか決めるそうだ。

　なかなか去就が決まらないこともあり、calciomercato.comも「カマダは今移籍市場の謎のまま」とも伝えている。日本代表MFの新たなクラブはいつ決まるのか。進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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