トッテナムはアンジェ・ポステコグルー監督を招聘して以降、セルティックの主力選手の引き抜きが噂されている。だが、英衛星放送『Sky Sports』は７月３日、現時点で見込みはないと報じた。

　ポステコグルーの移籍に伴い、トッテナムは古橋亨梧を筆頭に、旗手怜央などセルティックの昨季３冠に貢献した中心メンバーへの関心が取りざたされている。

　公式戦34ゴールを挙げ、リーグ得点王とスコットランド年間最優秀選手に輝いた古橋や、その年間最優秀選手の候補にもノミネートされた旗手には、様々なクラブが注目していると言われる。ただ、特徴をよく知る恩師が率いるチームへの移籍が有力視されるのは当然だろう。

　しかし、Sky Sportsのマイケル・ブリッジ記者は、セルティック主力選手の獲得について、「現時点でアジェンダにない」との見解を示した。

「ポステコグルーのアジア市場の知識は、セルティックでの素晴らしい１年目において重要な役割を果たした。最終的にはライバルたちを圧倒した」

「非常に成功した３人の補強が、キョウゴ、ハタテ、ジョッタだ。彼らはポステコグルーの退任に動じただろう。そしてもっと高いレベルで十分にやれると見られる。だが、トッテナムで求められるレベルかどうかはまた別の問題だ」

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　スコットランドでの活躍はプレミアリーグでの飛躍を保証しないという見方は少なくない。元セルティック監督のニール・レノンも先日、2500万ポンド（約41億3000万円）を払って古橋を獲得するクラブはないとの見解を示していた。

　なお、ブリッジ記者が名前を挙げた３人のうち、ジョッタは３日にサウジアラビアのアル・イテハドへの移籍が発表されている。

　移籍を巡る噂が後を絶たない古橋と旗手には、この夏どんな結末が待っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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