ヴィッセル神戸は７月２日、公式YouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。神戸を退団するアンドレス・イニエスタが、最後のロッカールームでチームへの思いを語った動画を公開した。

　イニエスタの神戸でのラストマッチとなった１日のJ１第19節・北海道コンサドーレ札幌戦（１－１）後、選手やスタッフが集まるロッカールームで元スペイン代表MFは「これ以上、あまり言えることもないけど...」と切り出し、こう続けた。

「試合前に言ったように、みんなのキャプテンであれたことは自分にとって本当に光栄なことだった。

　自分として一番大事なことは、ピッチ内外で常に100パーセントを出すことを心掛けてきたし、チームの為に何か公言できることがあれば、すべてを捧げるようにしてきた。特に難しい時ほど、一番近くの力が必要になるので、その時ほど自分に何かできることはないかというのをずっと考えきた。

　もし、自分が何かのミスでみんなの期待に応えられないところがあったならば、それは自分が求めてやったことではないというのは理解してほしい。
 

　素晴らしいシーズンをみんな送っていると思うから、この調子を崩さずに続けてほしい。去年も言ったように、チームを第一にしてやってほしい。自分の事だけじゃなくて、チーム第一で行動してほしいし、そうすることが目標達成に必ず繋がると思う。

　本当に改めてみんなにありがとうと伝えたい。この調子を崩さずに続けてほしい。全員、自分が大事な選手だと思ってほしい。いつもどこかで監督がみんなの力を必要とする時がくるから。

　オワリ」

　これにはファンからも「人間性に溢れる偉大なキャプテン、神戸の永遠のレジェンド」「必ず日本へ、また戻ってきて」「素晴らしい時間をありがとう！」「こんなん言われたら泣くわ」といった様々な声が上がった。

　動画でイニエスタは最後に、各選手と抱擁を交わした後、自身のロッカーにサイン。カメラに向かって「アリガトウゴザイマシタ」と日本語で感謝を述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】イニエスタ、最後のロッカールームの裏側

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