【アーセナル|冬の補強動向】12年ぶりのプレミア制覇に向けて大金投下も辞さない構えだ

カテゴリ:移籍情報

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年01月02日

喫緊の補強ポイントはカソルラとコクランが離脱中のセントラルMF。

まだ23歳で伸びしろがあるカルバリョは、名伯楽ヴェンゲルがいかにも好みそうなターゲット。チェルシーやマンチェスター・Uも狙っているが、本人は「子供の頃からアーセナルが好きだった」と希望を口にしている。(C)Getty Images

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 チェルシーをはじめ優勝を争うと思われていたライバルの多くが本調子にないなかで、19節を終えて首位に立つ今シーズンは、12年ぶりのプレミアリーグ制覇が夢ではない。いわば勝負どころであり、冬の大金投下も辞さない構えだ。

移籍専門記者による強化部門解説|アーセナル編「ヴェンゲルはいまやほぼ唯一の古典的な『イングランド式マネジャー』だ」

 もっとも、かねてから補強ポイントと指摘されてきたCFの強化は、アーセン・ヴェンゲル監督みずからがオリビエ・ジルーとセオ・ウォルコットへの信頼を口にして否定した。新戦力候補の噂に挙がるハビエル・エルナンデス(レバークーゼン)やノリート(セルタ)の獲得は、見送る可能性が低くない。
 
 喫緊の補強ポイントとなっているのは、前半戦の好調を支えていたサンティ・カソルラとフランシス・コクランがともに怪我で長期離脱を余儀なくされているセントラルMFだ。前者は3月上旬、後者は2月下旬が復帰見込みだ。ここに補強費を集中投下するだろう。
 
 事実、セントラルMFは複数の名前がターゲットとして取り沙汰されている。そして、年明け早々にはバーゼルで評価を高めたエジプト代表のモハメド・エルネニーを、700万ポンド(約12億円)で落札。すでにメディカルチェックを通過し、労働ビザ待ちの状態だ。無尽蔵のスタミナを誇るダイナモで、攻守のコンダクターとして優秀な逸材は、後半戦の貴重な戦力となるだろう。
 
 カソルラとコクランに加え、ミケル・アルテタとジャック・ウェルシェアも故障離脱中という現状を考えれば、セントラルMFはもう1枚の獲得がありえる。
 
 なかでも注目は、夏から注視しているウィリアム・カルバリョだ。スポルティングとの契約延長交渉が難航しており、付け入る隙はある。違約金は3100万ポンド(約52億7000万円)で、先方の要求額をどこまで引き下げられるかがポイントになるだろう。
 
 コクラン離脱のタイミングで名前が浮上したヴィクター・ワニャマは、本人がステップアップの移籍を望んでおり、口説き落とすのはそこまで困難ではない。ただ、サウサンプトン側のガードが堅く、交渉が長引く恐れがある。
 
 その他の候補は、ジアネリ・インブラ(ポルト)、グジェゴシュ・クリホビアク(セビージャ)、アドリアン・ラビオ(パリSG)、マルセロ・ブロゾビッチ(インテル)、ラース・ベンダー(レバークーゼン)あたり。所属クラブで微妙な立場にあるブロゾビッチは、この5人のなかではもっともスムーズに商談が進みそうなターゲットだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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