「伊藤選手は、ほんまに上手かったです(笑)」
「試合に出て、活躍してやろうという気持ちで準備します」
急成長中の大学生DFが、虎視眈々と定位置を狙う。
2023年2月13日に、24年シーズンの湘南ベルマーレ加入内定と、23年シーズンの特別指定が決まった髙橋直也。ルヴァンカップのグループステージ1節の浦和レッズ戦(△0-0)にアンカーでプロ初出場を果たすと、持ち前の技術や本職のCBらしい守備力など、堂々のパフォーマンスを披露。その活躍ぶりが評価され、直後のリーグ4節・京都サンガF.C.戦に途中出場し、J1デビューも飾った。
その後はしばらく大学での活動に専念したが、6月上旬に再び、チームに合流。同3日の16節・アルビレックス新潟戦(△2-2)で、今度は右のストッパーでスタメンの座を掴んだ。
出場の経緯について髙橋が「新潟戦の前に、舘(幸希)君の退場や(岡本)拓也君のコンディションの問題で、右のストッパーをやる選手がいなかったので、呼んでもらえました」と語る新潟戦で印象的だったのは、6月5日にシント=トロイデン(ベルギー)への移籍が決まった伊藤涼太郎とのマッチアップだ。
巧みに中間ポジションを狙い、攻撃の起点になり続け、2アシストを記録した伊藤に対し、髙橋は積極果敢に前に出て身体をぶつけ、ボールを奪いに行く。J1屈指のテクニシャンと若きCBが繰り広げた攻防は、迫力満点だった。
14日のトレーニング後、取材に応じた髙橋が伊藤とのマッチアップを振り返った。
「伊藤選手は、ほんまに上手かったです(笑)。今まで対戦してきた選手のなかでも1、2を争うセンスの持ち主でした。いつ周りを見ているんだろうと思いましたし、ボールタッチも格が違いましたね」
急成長中の大学生DFが、虎視眈々と定位置を狙う。
2023年2月13日に、24年シーズンの湘南ベルマーレ加入内定と、23年シーズンの特別指定が決まった髙橋直也。ルヴァンカップのグループステージ1節の浦和レッズ戦(△0-0)にアンカーでプロ初出場を果たすと、持ち前の技術や本職のCBらしい守備力など、堂々のパフォーマンスを披露。その活躍ぶりが評価され、直後のリーグ4節・京都サンガF.C.戦に途中出場し、J1デビューも飾った。
その後はしばらく大学での活動に専念したが、6月上旬に再び、チームに合流。同3日の16節・アルビレックス新潟戦(△2-2)で、今度は右のストッパーでスタメンの座を掴んだ。
出場の経緯について髙橋が「新潟戦の前に、舘(幸希)君の退場や(岡本)拓也君のコンディションの問題で、右のストッパーをやる選手がいなかったので、呼んでもらえました」と語る新潟戦で印象的だったのは、6月5日にシント=トロイデン(ベルギー)への移籍が決まった伊藤涼太郎とのマッチアップだ。
巧みに中間ポジションを狙い、攻撃の起点になり続け、2アシストを記録した伊藤に対し、髙橋は積極果敢に前に出て身体をぶつけ、ボールを奪いに行く。J1屈指のテクニシャンと若きCBが繰り広げた攻防は、迫力満点だった。
14日のトレーニング後、取材に応じた髙橋が伊藤とのマッチアップを振り返った。
「伊藤選手は、ほんまに上手かったです(笑)。今まで対戦してきた選手のなかでも1、2を争うセンスの持ち主でした。いつ周りを見ているんだろうと思いましたし、ボールタッチも格が違いましたね」
対峙して感じた凄みを口にした一方、大きな手応えも得たという。
「球際での身体や足の入れ方は自分の強みです。伊藤選手との1対1で勝てた部分もあるので、手応えはあります」
新潟戦で初めてJ1でフル出場し、伊藤という素晴らしいアタッカーと対戦。貴重な経験を積んだ髙橋は、その4日後に所属元の関西大の一員として天皇杯の浦和戦(●0-1)に途中から出場し、効果的なプレーを見せるなど、順調な成長曲線を描いている。
関西学生リーグの中断に伴い、再び湘南のトップチームに帯同している髙橋。本人は「まだ細かいことは決まっていませんが、長めの滞在になると思います。公式戦出場の可能性も、十分あるはずです」と語る。
28日には、髙橋にとって今季3度目の浦和戦を控えている。「デビュー戦が0-0。大学で戦った時は延長戦の末、負けてしまった。チャンスがあるなら、自分が活躍して勝ちたいと思っています」。浦和への“リベンジ”へ、22歳の守備者は静かに闘志を燃やしている。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】湘南ベルマーレの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
【PHOTO】最後まで熱い応援を続けた湘南ベルマーレサポーター
「球際での身体や足の入れ方は自分の強みです。伊藤選手との1対1で勝てた部分もあるので、手応えはあります」
新潟戦で初めてJ1でフル出場し、伊藤という素晴らしいアタッカーと対戦。貴重な経験を積んだ髙橋は、その4日後に所属元の関西大の一員として天皇杯の浦和戦(●0-1)に途中から出場し、効果的なプレーを見せるなど、順調な成長曲線を描いている。
関西学生リーグの中断に伴い、再び湘南のトップチームに帯同している髙橋。本人は「まだ細かいことは決まっていませんが、長めの滞在になると思います。公式戦出場の可能性も、十分あるはずです」と語る。
28日には、髙橋にとって今季3度目の浦和戦を控えている。「デビュー戦が0-0。大学で戦った時は延長戦の末、負けてしまった。チャンスがあるなら、自分が活躍して勝ちたいと思っています」。浦和への“リベンジ”へ、22歳の守備者は静かに闘志を燃やしている。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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