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【採点寸評|神戸】相手のミスを誘い、そこを突く。“棚ぼた”の勝点3ではなく狙い通りの勝ち方[J1第15節 神戸 3-2 FC東京]

カテゴリ:Jリーグ

白井邦彦

2023年05月27日

「イメージしていた理想通りの前半」

【警告】神戸=大迫(55分)、パトリッキ(87分) FC東京=森重(63分)【退場】なし

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[J1第15節]神戸 3-2 FC東京/5月27日/ノエビアスタジアム神戸

 Jリーグは5月27日、J1第15節の5試合を各地で開催。ノエビアスタジアム神戸ではヴィッセル神戸対FC東京が行なわれ、神戸が3-2で勝利した。
【PHOTO】神戸の出場15選手&監督の採点・寸評。2得点の武藤は守備でもハードワーク。勝点3の影の功労者は…
 ホームの神戸は前半だけで3ゴールを奪取。20分に武藤嘉紀が巧みな右足ボレーで先制点をゲット。41分に大迫勇也がヒール弾で追加点、その3分後には大迫のお膳立てから武藤がこの日、2点目を決める。

 苦しい状況となったFC東京だが、後半に反撃。59分にディエゴ・オリヴェイラ、89分にペロッチが、いずれもPKを成功。1点差に詰め寄るが、それ以上は得点できず。リードを守り切った神戸が接戦を制した。
 
▼神戸のチーム採点「6.5」

 FC東京のアルベル監督は会見の最初に「我々のミスから今日は負けた」と語った。振り返ると、神戸の1点目は汰木康也の縦突破からのクロスを森重真人が頭でブロックしきれず、流れ球を武藤が右足アウトサイドで合わせてゴールネットを揺らした。

 2点目はGKヤクブ・スウォビィクのフィードミスを初瀬亮が逃さず、それを起点に最後は大迫がヒールキックで流し込んだ。そして、その3分後には本多勇喜のボール奪取から大迫を経由し、スルーパスで抜け出した武藤が3点目を挙げている。

 FC東京から見れば「ミスで負けた」となるが、神戸からすれば狙っていた形である。吉田孝行監督は「イメージしていた理想通りの前半。特にサコ(大迫)のゴールは自分たちがキャンプからずっとやっている形」と評している。

 今季の神戸は“ハイプレスから高い位置で奪ってカウンター”という形を一つの強みにしている。別の言い方をすれば、相手のミスを誘い、そこを突くサッカーである。“棚ぼた”の勝点3ではなく、神戸らしい勝利だったと。

取材・文●白井邦彦(フリーライター)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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