現地時間５月16日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第２レグで、インテルは宿敵ミランと対戦。１―０で第１レグに続き勝利を収め、２戦合計３－０で、レアル・マドリーかマンチェスター・シティと相まみえるファイナルに進出した。

　リバプールの英雄スティーブン・ジェラード氏は、「彼らは優勝できる。決勝の相手がどこだろうと、チャンスはある」と太鼓判を押した一方で、厳しい見立てを伝えたのが、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBリオ・ファーディナンド氏だ。

　英紙『Daily Mail』によれば、44歳の元イングランド代表DFは、「これまでの対戦相手とマンチェスター・シティ、レアル・マドリーの違いは、ストライカーだ」と指摘。36歳のオリビエ・ジルーがCFを務めるミランなどとは別格だと言い放った。

「彼らが対戦するフォワードは、失礼ながら動けないジルーではないだろう。（マドリーのカリム・）ベンゼマは何もないところから何かを作り出す。そして（アーリング・）ハーランドは明らかにシティの選手だ。彼らは機動力があり、スピードがある。別次元だ」
 

　また、リバプールやマドリーで活躍したマイケル・オーウェン氏も、「インテルは決勝で何か違う、特別なプレーをしなければならない」と苦戦を予想した。

「相手が予想しないプレーをしないと。フォーメーションもそうだ。シティやマドリーが毎週遭遇するようなものでは駄目だ。もし彼らが１対１で戦うなら、誰１人としてシティやマドリーの選手に勝てるとは思わない」

　SNS上でも不利と予想する声が多いが、イタリアの雄は下馬評を覆し、スペインの巨人の連覇、あるいはイングランド王者の初制覇を阻めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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