現地時間５月14日に開催されたプレミアリーグの第36節で、三笘薫を擁する８位のブライトンは、２位のアーセナルと敵地で対戦。戦前は優勝を争う難敵相手に苦戦が予想されたが、終わってみれば３―０で圧勝を収めた。

　スコアを動かしたのは51分。三笘が相手を引き寄せ、絶妙なタイミングでオーバーラップしたペルビス・エストゥピニャンにパス。そこから最後は19歳のフリオ・エンシソがヘッドで押し込んだ。

　その後は組織立った守備で、逆転優勝へ勝点３が必須のアーセナルの反撃を凌ぐなか、最終盤にデニス・ウンダフとエストゥピニャンが立て続けにネットを揺らした。

　19位のエバートン相手に、１－５で衝撃の惨敗を喫してから６日。会心の勝利を収め、ロベルト・デ・ゼルビ監督の表情も明るい。クラブ公式サイトによれば、試合後のインタビューでこう語った。

「月曜日のエバートン戦の後、とてもタフな１週間だった。しかし今日、キャラクターとパッションを示し、私たちの本気さを証明できた。繰り返しになるが、私はブライトンの監督になれてラッキーだ。素晴らしい選手たちがたくさんいる。

　毎試合、毎回のトレーニングでベストを尽くして、メンタリティを向上させなければならないし、何試合も続けてのプレーに適応しなければならないが、我々は素晴らしいチームだ」
 

　順位は欧州カップ戦の出場権が手に入る６位に上がった。ただ、まだ残り４試合を残すだけに、指揮官は気を引き締め、好調キープを誓った。

「このパフォーマンスには本当に満足しているが、シーズンはまだ終わっていない。58ポイントでは十分ではない。私たちは大きな大きな目標に向かって戦っているのだから、もっと多くの試合に勝たないと」

　意気軒昂なタレントが揃うブライトンは、アーセナルを撃破したこの勢いのままシーズン終了まで突っ走れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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