現地時間５月９日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）準決勝の第１レグで、レアル・マドリー（スペイン）とマンチェスター・シティ（イングランド）が、前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで激突した。

　初優勝を目ざすシティは開始８分、ベルナルド・シウバの落としからデ・ブライネがペナルティ手前で右足を振り抜くが、GKクルトワに横っ飛びで阻まれる。

　さらに16分には、今大会トップの12ゴールをマークしている主砲ハーランドが、グリーリッシュのクロスにヘッドで合わせるも、クルトワの正面を突く。

　連覇が懸かるマドリーは25分、ゴール前の左サイドでボールを奪ったヴィニシウスが、鋭いグラウンダーのクロスを供給。しかし、ベンゼマの手前でディアスにかき出される。

　迎えた36分、ポゼッションでは圧倒的劣勢だったホームチームが試合を動かす。流れるような連係から、ヴィニシウスがペナルティエリア手前で右足を振り抜き、強烈なシュートを左上に叩き込んだ。

　前半はこのまま１－０で終了。マドリーが前半唯一のシュートを仕留め、リードを奪って折り返した。
 

　追いかけるアウェーチームは、後半に入って52分に決定機が到来。B・シウバのワンタッチパスでデ・ブライネがエリア内に抜け出し、至近距離からシュートを放つが、クルトワのビッグセーブに阻まれる。

　それでもデ・ブライネは67分、目の覚めるような弾丸シュートを、文字通りゴールに突き刺し、ついに同点に追いつく。

　ホームで勝ち切りたいマドリーは、78分にクロースのFKから、ベンゼマがヘディングシュートを放つが、GKエデルソンの好守に遭う。

　結局そのままスコアは動かず、１－１でタイムアップ。第１レグは互いに譲らず、ドロー決着となった。

　勝負の決する第２レグは17日、舞台をシティの本拠地エティハドに移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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