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「試合で上手く行く時は確実に相手よりも…」小泉慶が多摩川クラシコに向けて示す覚悟【FC東京】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年05月07日

「如何に自然体で戦えるかが大事」

5月12日の多摩川クラシコに向けて熱い想いを語ってくれた小泉。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2023年5月12日、多摩川クラシコがJリーグ30周年記念スペシャルマッチとして国立競技場で開催される(キックオフは19時30分)。今季新加入の小泉慶にとっては、初の多摩川クラシコである。

「盛り上がり方が特別で、それを実際に体感できるのは嬉しいです。数年、川崎に勝ってないと聞いているので、より一層やらないといけないという想いが込み上げてきます」

 そう話す小泉は、今回の多摩川クラシコで“Jリーグ初のドローンショー” (「FIREWORKS DRONE SHOW」)が行なわれることについて訊かれると「そういうイベントがあるのは選手として幸せ」と回答。「盛り上がったら嬉しいし、演出を担当してくれる方々には感謝しないといけない」とも言っていた。

 ただ、特別な舞台でも「選手は如何に自然体で戦えるかが大事」と小泉は気を引き締める。「ファン・サポーターの皆さんには興奮してもらって、選手は冷静にプレーする」というのが、小泉の理想である。

 何より重要なのは結果。「FC東京が勝つためだったらなんでもやります。まあ、ガムシャラというよりは、局面に応じたプレーでチームに貢献したい」のが、小泉のスタンスだ。

 近年、FC東京はリーグ戦で川崎に勝てていないが、それは「気にならない」。「過去の成績よりも、今度の多摩川クラシコで何ができるかを考えたい。チーム同士の相性とかはもちろんありますけど、それを気にしても仕方ありません」と、小泉は涼しい顔で言う。
 
 対戦相手の川崎について「リーグタイトルを獲得したあたりから勝負強さがあって、守備の強度も高くて手強くなった。技術的にもJリーグでトップクラス」とのイメージを抱く小泉が、攻略の手立てとして考えているのは「プレーの強度」だ。

「試合で上手くいく時は確実に相手よりも強度で上回っています。迷いながら攻撃や守備をしていたらダメですね。一つひとつのプレーで上回る。シンプル過ぎますが、結局はそこです」

 今季ここまでのFC東京の戦いぶりを振り返って、「タレントの顔ぶれからしてもっと上の順位にいないといけない。個人としてもチームとしてももっとやれることがあるはず」と答えてくれた小泉が、中盤の一角としてスタメン出場するだろう多摩川クラシコで強い意思、そしてプレー強度を示してくれるか。覚悟が求められる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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