公式戦74試合で48ゴール。１試合平均0.65得点というペースだ。

　セルティックに加入してから、古橋亨梧は得点を量産し続けている。加入２年目で50得点のベンチマークまであと２ゴールだ。昨シーズン後半戦を怪我で棒に振ったことを考えれば、なおのことその偉大さが分かるだろう。

　セルティックでの79試合で50得点をあげたレジェンドOBのウィリー・ウォレスは、日本から来たストライカーを高く評価している。50得点の大台もすぐに達成すると見ているようだ。

　ウォレスは英紙『THE Sun』で「小さくて速く、スキルに満ちていて、フィニッシュもできる。アンジェ（・ポステコグルー監督）とセルティックにとって見事だった」と話した。

「キョウゴはすぐに50得点を達成するだろう。それを達成してきた偉大な選手たちの仲間入りにふさわしい」
 

　さらに、ウォレスは「攻撃でセルティックのためにとてもハードワークする。だからこそ、彼らは相手を支配できる」と賛辞を続けている。

「彼は大きい選手ではなく、ラフなタックルやファウルをたくさん受け止めなければいけない。だが、文句を言うところを見たことがない。恐れを感じないね。とにかく得点し続けようという気迫だ」

「各チームが様々な方法で彼を止めようとした。だが、彼は本当にクレバーな選手で、大舞台に強い。レンジャーズとのここ３試合で５ゴールを決めている。そのすべてが重要なゴールだった。最も大事な試合で活躍できるビッグな選手がいれば、どんなチームにとっても大きなことだ」

　レンジャーズとのダービーを制したセルティックは、リーグ２連覇を手中に収めつつある。ウォレスは「リーグ戦は終わった。アンジェはここから投げ捨てるのを許さない」と、タイトル争いは決着したと主張。「スコティッシュカップの準決勝が、両軍にとって大きな一戦となる」と話した。

「レオ・ハタテの復帰を願っているよ。週末（のレンジャーズ戦で）は本当に彼の不在を感じた。ただ、彼がいなくても、彼らはレンジャーズの手に負えない。セルティック有利だと思う。キョウゴが今のような調子で、ジョッタのような選手の支えがあれば、セルティックを止めるのは本当に難しい」

　今季中にセルティック通算50得点を達成すれば、シーズン公式戦30得点の大台も突破することになる。もはや注目は「達成できるか」ではなく、「いつ達成するか」になっていると言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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