現地時間4月5日に開催されたコパ・デル・レイの準決勝第2レグで、バルセロナとレアル・マドリーが前者のホームで対戦した。
今シーズン5回目のクラシコ(バルサの3勝1敗)で、立ち上がりから押し込んだのは、敵地での第1レグを1-0で制したバルサだ。10分のセルジ・ロベルトのシュートはDFにブロックされ、14分には左サイドからのクロスにラフィーニャがヘッドで合わせるも、GKクルトワの正面を突く。
局面で激しい攻防が続くなか、マドリーは33分、クロースの浮き球のパスをベンゼマがボレーで狙うも、GKテア・シュテーゲンにキャッチされる。
試合が動いたのは、前半終了間際の45分だった。マドリーは敵FWレバンドフスキのヘッドをクルトワが好セーブ。ここから一気にカウンターに転じ、持ち込んだヴィニシウスがベンゼマとの連係からシュート。これがゴールに吸い込まれ、アグリゲートスコアで同点に追いつく。
45分にマドリーが先制
さらに、後半に入って50分、右サイドからモドリッチが切れ込んでラストパス。中央でフリーになっていたベンゼマがゴール左にシュートを突き刺し、逆転に成功する。
その後はバルサが猛攻を仕掛けていたが、58分にヴィニシウスがケシエに足を踏まれて獲得したPKをベンゼマが決めてリードを広げる。
これで気落ちしたのか、バルサの動きが停滞。その後も決定機を創り出したのはマドリーだった。81分には、ヴィニシウスが持ち込んでダブルタッチパス。これを受けたベンゼマが冷静に決めてダメ押し点を奪う。マドリーのエースは、週末のバジャドリー戦(ラ・リーガ第27節)に続いて公式戦2戦連続ハットトリックとなった。
このままマドリーが4-0で勝利。2試合合計4-1でオサスナの待つ決勝へ駒を進めている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】衝撃の2戦連続ハット!自身2点目を決めるベンゼマ