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【関東大学サッカーリーグ】最終節の試合結果|混戦リーグを乗り切り早稲田大が19年ぶり26回目の優勝

カテゴリ:大学

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年11月17日

筑波大の来季1部昇格も決定

【法政大1-2早稲田大】勝利が絶対条件の試合で2ゴールを奪う活躍。早稲田大の山内はチームの期待に見事に応えてみせた。 写真:JUFA/飯嶋玲子

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【国士館大0-1流通経済大】前節4位と5位の対決は5位の流通経済大が勝利し、順位も入れ替わることに。その高い攻撃力で首位の座を占めていることも多かった国士館大だったが、最終的には5位で終わることになった。 写真:JUFA/飯嶋玲子

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 JR東日本カップ2015/第89回関東大学サッカーリーグ戦は11月15日(日)に全日程を終え、その最終日に早稲田大の優勝が決定した。実に19年ぶりという同大学のリーグ戦制覇。今季一時は最下位も経験した早稲田大だったが、リーグ最少失点の守備力を背景に、エース山内を筆頭とした攻撃陣がチャンスを確実にモノにしてきたことで徐々に安定度を高め、近年稀に見る混戦の中を勝ち抜いた。

 14日土曜日、1勝点差で2位につけていた明治大が鮮やかな逆転勝利で慶應義塾大を下したことで、早稲田大が優勝するには勝利が絶対条件に。しかも相手は前期負けていた法政大という幾重にもプレッシャーのかかる中、大仕事をやってのけたのは、やはり山内だった。53分、裏に抜けた宮本のボールキープから、右サイドネットに突き刺さる見事な1発。さらに4分後には、圧巻のドリブル突破から2点目を決めてみせた。

 試合はその後、2バックにして攻勢を強めた法政大が反撃するも、アディショナルタイムの1点のみに終わり、試合終了。早稲田大の通算26回目のリーグ制覇が決定した。早稲田大の古賀聡監督は、「ここが終わりではなく、これを毎年でも続けていくためのスタートにできるようにしていかなくてはならない」と語り、チームを率いて6シーズン目にしての凱歌を喜びつつも、伝統校の真の復活に向けて気を引き締めていた。
 
 15日の試合で終了した1部リーグは、以下のとおりの結果に。1~5位のチームは休む間もなくインカレ(全日本大学選手権)に向けて気持ちを切り替えることになる。

【22節の試合結果】
[1部]
11/14(土)
順天堂大 3-1 駒澤大(川越/306人)
得点者/順=米田、名古×2 駒=金

慶應義塾大 2-3 慶應義塾大(川越/377人)
得点者/慶=山本×2 明=和泉、柴戸、差波

桐蔭横浜大 0-2 神奈川大(埼スタ3/191人)
得点者/OG、岡田

専修大 0-0 中央大(埼スタ3/358人)

11/15(日)
法政大 1-2 早稲田大(味フィ西/4,170人)
得点者/法=玉田 順=山内×2

国士館大 0-1 流通経済大(味フィ西/3,217人)
得点者/西槇

※左がホームチーム/川越=川越運動公園陸上競技場、埼スタ3=埼玉スタジアム2002第3グラウンド、味フィ西=味の素フィールド西が丘


【1部総合順位】
順位 チーム名 勝点 得点 失点 得失点差
早稲田大 44 13 5 4 27 19 8
明治大 43 13 4 5 38 24 14
慶應義塾大 37 10 7 5 40 25 15
流通経済大 36 10 6 6 28 21 7
国士舘大 33 10 3 9 45 29 16
順天堂大 31 8 7 7 32 32
法政大 30 9 3 10 29 30 -1
専修大 26 6 8 8 26 23 3
桐蔭横浜大 25 7 4 11 32 47 -15
10 駒澤大 23 7 2 13 25 40 -15
11 神奈川大 22 4 10 8 18 27 -9
12 中央大 15 4 3 15 28 51 -23















 

 

【1部総合成績】
●優勝:早稲田大(19年ぶり6回目)
●インカレ出場:1~5位/早稲田大、明治大、慶応義塾大、国士舘大、流通経済大
●インカレプレーオフ出場:6位/順天堂大
●来季2部降格:11、12位/神奈川大、中央大
 
【1部個人賞】
●得点王:17得点 松本孝平(国士舘大3年)
●アシスト王:13アシスト 荒木翔(国士舘大2年)
●新人賞:松木駿之介(慶應義塾大1年)、小池裕太(流通経済大1年)
●ベストイレブン:GK=後藤雅明(早稲田大3年)/DF=奥山政幸(早稲田大4年)、金澤拓真(早稲田大4年)、室屋成(明治大3年)、久保飛翔(慶應義塾大4年)/MF=堀田稜(早稲田大4年)、差波優人(明治大4年)、山田融(慶應義塾大4年)/FW=山内寛史(早稲田大3年)、和泉竜司(明治大4年)、松本孝平(国士舘大3年)

【個人賞】(1部、2部共通)
●東京中日スポーツ賞:山本哲平(慶應義塾大3年)
●ベストヒーロー賞:和泉竜司(明治大4年)
●MVP:金澤拓真(早稲田大4年)
●フェアプレー賞:駒澤大学、筑波大学
●特別賞:室屋成(明治大3年)、鈴木徳真(筑波大1年)
●最多出場:奥山政幸(早稲田大4年)、木村魁人(関東学院大4年)、山根視来(桐蔭横浜大4年)

19年ぶりとはいえ、26回目のリーグ優勝は2位筑波大の14回を大きく引き離す歴代最多の数字。早稲田大の久しぶりの優勝は数多のOBたちの悲願が達成した瞬間でもあった。 写真:JUFA/飯嶋玲子

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最終節で来季の1部昇格を決めた筑波大。前期終了時には5勝点あった2位関東学院大との差を徐々に詰めて、1シーズンでの1部復活を果たした。 写真:JUFA/飯嶋玲子

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 2部でも最終節にドラマがあった。筑波大、関東学院大、東洋大の3チームに可能性のあったリーグ2位(=1部昇格)の座は、筑波大が勝ち取った。
 
 前節2位の筑波大の相手は同4位の東洋大。わずかながら残った最後の望みに賭けたい東洋大だったが、1ゴールのみに終わり、結果はドロー。一方、同3位の関東学院大が日本体育大に敗れ、筑波大の来季2部昇格が決定した。
 
 独走で優勝の座を勝ち取った日本体育大を含め、2部の結果と総合成績は以下のとおり。11位神奈川大は来季神奈川県リーグ、12位日本大は東京都リーグへとそれぞれ降格することになる。

[2部]
11/14(土)
拓殖大 1-1 東海大(日体大G/240人)
得点者/拓=大森 東=田村

日本体育大 7-3 関東学院大(日体大G/516人)
得点者/日=川戸×3、高井、関戸、藤井、高野 関=萱沼、木村×2

東京国際大 3-1 青山学院大(東国大G/476人)
得点者/東=鈴木、進、條 青=角宮

筑波大 1-1 東洋大(東国大G/672人)
得点者/筑=中野 東=遊馬

産業能率大 3-2 日本大(産能大G/221人)
得点者/産=佐藤、越智、浦野 日=谷川、内田

東京学芸大 1-0 朝鮮大学校(産能大G/174人)
得点者/五十嵐
 
※左がホームチーム/日体大G=日本体育大学健志台キャンパスサッカー場、東国大G=東京国際大学第一サッカー場、産能大G=産業能率大学第2グラウンド



【2部総合順位】
順位 チーム名 勝点 得点 失点 得失点差
日本体育大 49 16 4 47 18 29
筑波大 45 14 3 4 48 22 26
関東学院大 44 14 2 5 51 28 23
東洋大 42 13 42 19 23
青山学院大 33 10 37 39 -2
朝鮮大学校 28 7 33 34 -1
東京学芸大 25 4 10 30 32 -2
東海大 23 7 12 22 40 -18
拓殖大 22 5 9 29 36 -7
10 東京国際大 19 5 12 18 30 -12
11 産業能率大 13 14 28 57 -29
12 日本大 13 3 14 16 46 -30

















【2部総合成績】
●優勝:日本体育大学(4年ぶり4回目)
●来季1部昇格:1、2位/日本体育大、筑波大
●来季降格:11位/産業能率大(神奈川県リーグ) 12位/日本大(東京都リーグ)
 
【2部個人賞】
●得点王:16得点 遊馬将也(東洋大4年)
●アシスト王:該当者なし
●新人賞:鈴木大誠 (筑波大1年)、高橋宏季 (東洋大1年)
●ベストイレブン:GK=沖野泰斗(東洋大4年)/DF=高野遼(日本体育大3年)、増谷幸祐(日本体育大4年)、三丸拡(筑波大4年)、木村魁人(関東学院大4年)/MF=高井和馬(日本体育大3年)、普光院誠(関東学院大4年)、仙頭啓矢(東洋大3年)/FW=中野誠也(筑波大2年)、萱沼優聖(関東学院大4年)、遊馬将也(東洋大4年)
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